トップQs
タイムライン
チャット
視点
仮面高血圧
ウィキペディアから
Remove ads
仮面高血圧(かめんこうけつあつ、英語: masked hypertension)とは、診察室で医師が測定した血圧値は正常血圧であるのに、家庭や職場で自己測定した血圧値が高血圧となる場合をいう[1]。診察室や病院では正常血圧とされるために本当の高血圧がマスクされるという意味で、仮面(をかぶった)高血圧」や「かくれ高血圧」とも呼ばれる。白衣高血圧とは正反対の概念である。また、逆白衣現象とも呼ばれている[2]。
解説
仮面高血圧は、高血圧の指摘を受けたことがない未治療の人でみられる場合と、高血圧治療を受けているが降圧薬の持続時間が短いために生じる場合とがある。前者は、職場でストレスの多い中では高血圧(日中高血圧)となっているのに、健康診断ではストレスから解放されて正常血圧となってしまう、いわゆる職場高血圧がこれに属する。また、平均年齢45歳の米国労働者を対象にした調査で診察室血圧が正常であっても約16%(6人にひとり)は仮面高血圧であると報告されている[3]。
Remove ads
健康リスク
仮面高血圧患者は未治療者の10〜15%、治療中高血圧患者の20〜25%に存在すると報告されている。その心血管リスクは正常血圧より2〜3倍高い。正常血圧者に比べて約3倍脳卒中や心筋梗塞を発症しすいとの報告がある。
脚注
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads