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佐倉ふるさと広場
千葉県佐倉市にある公園 ウィキペディアから
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佐倉ふるさと広場(さくらふるさとひろば)は千葉県佐倉市臼井田2714番地にある都市公園。生物多様性に富む印旛沼に隣接し、オランダ風車を背景に四季折々の花を楽しむことができ、夏には湖畔から打ち上がる花火を鑑賞しに市外からも多くの人が訪れていた[1]。 現在は拡張整備工事中で各種イベントが中止され、再開は2029年(令和11年)4月を予定している[2]。
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歴史
1989年(平成元年)、日本オランダ修好380周年の佐倉記念事業として「オランダチューリップまつり」がこの地で開催されたことを機に、市民のふるさと基地づくり構想が展開し用地取得整備が進められ、1992年(平成4年)に風致公園「佐倉ふるさと広場」として開設された[1]。
1993年(平成5年)、オランダの靴屋の家をモデルに休憩所を備えた管理棟が完成し、「佐蘭花」(佐倉とオランダを結ぶ花の意)と名付けられた[1]。
1994年(平成6年)3月、佐倉市制40周年を記念し広場のシンボルとして、本格的な水汲み型風車が建造され、日蘭交流の幕開けとなったリーフデ号にちなみ「リーフデ」(友愛)と命名された[1][3]。
2022年(令和4年)「佐倉ふるさと広場拡張整備基本計画が決定され、千葉県に認可された2025年(令和7年)からリニューアル事業が開始し、2029年(令和11年)4月再開を目指している[2]。
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オランダ風車
リーフデは日本初の本格的な水汲み用オランダ風車で、高さ15.6m、羽根の直径27.5mの大型風車であり、グランドセイラー型といい、頭部を風の方向に合わせて回転させることができる[1][3]。建造に当たっては、風車の羽根、本体機構、跳ね橋等の建築材料のほとんどはオランダで作られ、オランダ人の「風車保存協会」の専門職人の力を借り、日本の職人の共同作業で建設した[1]。
オランダでは風車の本体はレンガ造りであるが、地震対策として本体を鉄筋コンクリート造りで、本物の味わいを出すため、外壁に黄土色のレンガを本物と同じ工法で積み上げている[1][3]。オランダでは安全上、人は風車の羽根に近づけないが、ふるさと広場では安全面を配慮し、風車の周囲に5m幅の池を設け、オランダ製の跳ね橋を架けて、オランダらしさを演出している[1][3]。
また、風を読み風車を操作する「風車守り」の育成を含め、材料、設計、施工、運転に至るまでオランダの協力が建造、維持管理に大きな力となっている[1][3]。
- 車椅子で訪れている人
- 風車脇の看板
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かぼすちゃんモニュメント
佐倉市で飼われていた、世界一有名な雌の柴犬「かぼすちゃん」のファンから寄贈のソファー型モニュメントがある[4]。
- かぼすちゃんと飼い主さん(2023)
佐倉ふるさと広場拡張整備基本計画
佐倉ふるさと広場拡張整備基本計画 は、佐倉市が2022年(令和4年)3月に策定した都市公園の再整備構想であり、観光・地域経済・交流拠点としての機能を高めることを目的とし、市民参加と官民連携の手法を取り入れながら、持続可能な都市空間づくりを目指している[5]。
拡張整備まで開催されていたイベント
- 佐倉チューリップフェスタ
→詳細は「佐倉チューリップフェスタ」を参照
- 風車のひまわりガーデン
- オランダの画家、フィンセント・ファン・ゴッホにちなんで命名された。 ひまわりの品種「ビンセント」が約1万5千本咲きそろう
- 佐倉コスモスフェスタ
- 例年10/5~10/20の約2週間に渡り開催されている[6]。
- 2025年は分散して10月に開催される。[7]
- 佐倉市ふるさと広場のひまわりガーデン
- 佐倉ふるさと広場のコスモスフェスタ
バリアフリー対応
- 多目的トイレ
周辺施設
- 休憩所『佐蘭花』はオランダ風建築物
- レンタサイクル兼観光船の切符売り場
- 印旛沼観光船のりば
- 農産物直売所『マルシェかしま』
アクセス
佐倉市コミュニティバス、京成佐倉駅から徒歩、東関東自動車道佐倉ICから車など[8]。
- コミュニティバス停。『佐蘭花』の前。
- 駐車場
脚注
外部リンク
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