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全国小説執筆月間

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全国小説執筆月間(英語:National Novel Writing Month、略称:NaNoWriMo、ナノライモ)とは、毎年11月にインターネットで行われる小説執筆(クリエイティブ・ライティング英語版)イベントであり、そのイベントを運営する非営利組織である。参加費は無料

概要 URL, 営利性 ...

このイベントはフリーランスライターの Chris Baty が1999年7月にアメリカ西海岸サンフランシスコ湾部に住む21人の参加者と共に開始し[1][2]、2010年までに世界中からの参加者20万人以上が参加するようになった[3]

参加者要件は、11月1日から11月30日までに50,000ワードの原稿を作成することである[4]。このイベントのサイトは Wrimos と呼ばれる参加者に、様々な執筆スランプ英語版に対する相談、地元の参加者が開催するミーティング、オンラインコミュニティサービスに関する情報などを提供する。

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歴史

このイベントはフリーランスライターの Chris Baty が1999年7月にアメリカ西海岸サンフランシスコ湾部に住む21人の参加者と共に開始した[1][2]

2005年、毎年大きく成長するイベントのために非営利運営組織 The Office of Letters and Light を設立した[1][2]

2011年、NaNoWriMo Webサイトは、レイアウトやコミュニティを刷新、WebアプリケーションフレームワークDrupalからRuby on Railsに更新した[5]

2012年1月、Batyは自身の仕事を優先するために、エグゼクティブディレクターを辞任すると発表した[6]。後任には、作家でありオンライン文芸雑誌の設立者であるグラント・フォークナー英語版が就任した。

ルール

  1. 書き込みは現地時間の11月1日午前12:00に始まり、11月30日午後11時59分59秒に終了
  2. 予め作っておくことはできず、チャレンジは正確に11月1日午前12:00から30日で終了[7]
  3. 11月末までに最低50,000ワードになること
  4. 計画と詳細なメモを作ることは良いが、11月1日の開始日以前に作ってた内容は書き込めない。
  5. テーマ・ジャンル・言語に制限はなく、商標作品のファン・フィクションも含まれる。

受賞と賞品

50,000ワードに達した時点で、バッジが付与される。20日以降の提出後、印刷可能な証明書、ウェブ上に表示できるアイコン、受賞者のリストに加えられるなどがある。報酬は、自分の書いた小説と自己満足であるため、カンニングすることに意味が無く取り締まりなどはない。小説はソフトウェアによってカウントされるため、著者以外が読まなくても受賞は可能である。

2007年10月、出版社CreateSpaceは、NaNoWriMoと提携し、受賞者に無料の原稿冊子作製と、Amazon.comで販売できるようにした[8]。その他にも、様々なスポンサーが受賞者に応援やサポートを行っている[9]

プログラム

2002年から、コンピューターワープロにあまり触れない人達にノートパソコンの貸し出しが出来るようにした。借りるには身元を証明する300ドルの保証金を送り、返送費用を負担する必要がある。

2004年から、幼稚園から小学生までの執筆教育を支援するワークショップ Young Writers Program(YWP)を開催した。目標の長さは自分で選択可能である。

Camp NaNoWriMo
11月以外の月にも開催する試みで、2011年に7・8月、2012年は6月・8月、2013年以降は4月と7月に行われるようになった。Camp NaNoWriMo Webサイトにはフォーラムはないが、キャビンと呼ばれる最大11人の作家グループに参加することができ、そのグループ内でメッセージのやり取りが出来るようになっている[10][11]。目標の長さはYWPと同様、自分で選択可能である。

慣例

著明な作家は、参加者を励ますためにペップトーク(応援コメント)を作成する[12]

完成作品は出版社から出版することが可能である。

出典

外部リンク

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