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十字砲火 (映画)
1947年のアメリカ合衆国のノワール・ドラマ映画 ウィキペディアから
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『十字砲火』(Crossfire)は、1947年のアメリカ合衆国のノワール・ドラマ映画である。同年にアカデミー作品賞を受賞した『紳士協定』と同様に反ユダヤ主義をテーマとする内容であり[5][6]、監督をエドワード・ドミトリクが務め[7]、リチャード・ブルックスの1945年の小説を基にジョン・パクストンが脚本を執筆した。出演はロバート・ミッチャム、ロバート・ヤング、ロバート・ライアン、グロリア・グレアムらである。第20回アカデミー賞には5部門にノミネートされた[8]。
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プロット
物語の冒頭、ホテルの客室でジョセフ・サミュエルズというユダヤ人男性が撲殺され、部屋から立ち去る二人の男の影が示される。事件を捜査するフィンレイ警部は、殺人犯がサミュエルズと彼の女性連れが死亡した夜にホテルのバーにいた復員兵グループの中にいるのではないかと疑う。
元警官の「モンティ」モンゴメリーはフィンレイに、彼と友人のフロイド・バワーズがホテルのバーでサミュエルズと出会い、彼のアパートへ上がったところ、サミュエルズが伍長「ミッチ」ミッチェルと話しているのを見つけたと話す。モンティの証言を手掛かりに捜査は進んでいくが、徐々に新しい事実が判明し始める。
キャスト
- フィンレイ警部:ロバート・ヤング
- キーリー軍曹:ロバート・ミッチャム
- モンゴメリー:ロバート・ライアン
- ギニー・トレメイン:グロリア・グレアム
- ミスター・トレメイン:ポール・ケリー
- ジョセフ・サミュエルズ(殺された復員兵):サム・レヴェン
- ルイス(サミュエルの女友だち):マリオ・ドワイアー
- メアリー・ミッチェル:ジャクリーン・ホワイト
- フロイド・バウワーズ:スティーヴ・ブロディ
- アーサー・“ミッチ”・ミッチェル:ジョージ・クーパー
- ビル・ウィリアムズ:リチャード・ベネディクト
- リチャード・パワーズ刑事:トム・キーン
- リロイ:ウィリアム・ピップス
- ハリー:レックス・バーカー
製作
脚本は映画監督・脚本家のリチャード・ブルックスによる1945年の小説『The Brick Foxhole』を基にジョン・パクストンが執筆した。ブルックスは海兵隊でトレーニング映画を撮影する合間に小説を書き上げ、従軍中に出版された。小説では同性愛者が被害者であったが、当時のハリウッドのヘイズ・コードではそれは性的倒錯と見なされていた。したがって小説にあるホモフォビアのテーマはレイシズム・反ユダヤ主義に置き換えられた。またブルックスは海兵隊所属中にロバート・ライアンと出会い、映画化の際の出演を持ちかけた[9][10]。
受賞とノミネート
参考文献
外部リンク
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