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千代倉歴史館

愛知県名古屋市にある博物館 ウィキペディアから

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千代倉歴史館(ちよくられきしかん)は、愛知県名古屋市緑区鳴海町相原町27にある歴史資料館

概要 千代倉歴史館 Chiyokura Memorial Museum at Narumi stage, Tokaido, 施設情報 ...

この項では隣接する下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵および下郷家住宅中蔵についても記述する。

歴史

江戸時代から約400年続く名古屋の商家であった千代倉家の所蔵品を調査・公開するため、2023年(令和5年)11月4日に開館[1][2]

建物は木造建築で、施工を宮大工の魚津社寺工務店が手掛け、2023年5月に完成した[3]。館内には千代倉家の所蔵品を展示するほか、年4回企画展を開催している[1]

2024年(令和6年)8月15日には隣接する下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵および下郷家住宅中蔵が国の登録有形文化財に登録された[1][4][5]

主な収蔵品

  • 千代倉家日記 - 千代倉家の当主が代々書き繋いだ日記。
  • 鼠灯台 - 初代下里久宗作の灯台。
  • 芭蕉の笈 - 松尾芭蕉が林桐葉[注 1]に送ったもの。
  • 粟塚 - 松尾芭蕉の供養のために建てられた石碑。細根山「小山園」にあったものを移設[1][注 2]

文化財

登録有形文化財

紅葉蔵、中蔵いずれも12代当主下郷益太郎により建立されたもので、千代倉家の所蔵品を保管している[6]

下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵

1891年(明治24年)築[4]。土蔵造2階建の瓦葺で、建築面積は91m2[4]

調度品や文書を保管する蔵で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、2024年(令和6年)8月15日に国の登録有形文化財に登録されている[4]

下郷家住宅(千代倉本家)中蔵

1893年(明治26年)築[5]。土蔵造2階建の瓦葺で、建築面積は63m2[5]

家財などを保管する蔵で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、2024年(令和6年)8月15日に国の登録有形文化財に登録されている[5]

千代倉家

伊勢国桑名より鳴海に移り住んだ下里種政の子、久宗を祖とし[7]、ここから約400年続く名古屋の商家である。

千代倉とは下郷家の屋号であり姓は下里[注 3]であったが、3代蝶羽の代に下郷に改めている[8]

また、松尾芭蕉門下で鳴海六俳仙の筆頭であった2代知足[9]のほか、3代蝶羽[8]、4代亀世[10]、5代常和[11]、6代学海[12]など多くの俳人を排出した[13]。なお、館長の下郷常雄は15代当主にあたる。

交通アクセス

脚注

関連項目

外部リンク

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