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半音階(はんおんかい、クロマティック・スケール 英語: chromatic scale)とは、隣り合う音の音程関係がすべて半音で構成されるような音階。十二平均律に含まれる半音階はただ一種類である。本来は、全音階における音階音が半音変化した音を伴って構成される音階であり、結果的に音階構成音の音高が半音の間隔で配置されている。調性の存在する音楽においては、例えばG♯とA♭は、たとえ同じ音高で発したとしてもG♯はGが半音高められたもの、A♭はAが半音低められたものといったように別の音として定義づけられる。これに対し、調性のない音楽(例えば十二音技法によって作曲された楽曲)においてはG♯とA♭の区別はなくなるが、そのかわりに半音上下に存在するG、Aともなんら関係性を持たない独立した音として扱われる。
半音階を楽譜にどのように書き表すかについては、楽典書などに規則が書かれている。ただし、実際の楽曲の中ではその通りに書かれないことも多い。
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