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南興神社
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南興神社(なんこうじんじゃ)は、南洋群島サイパン支庁チャランカ町(現・アメリカ合衆国北マリアナ諸島チャラン・カノア)にあった神社である。
歴史
戦前
1937年(昭和12年)に創建された神社で、南洋興発社長の松江春次らが発起人となった。南洋興発は当時の南洋群島最大の企業であり、従業員の福利厚生の一環として、心の拠り所となるべき神社を各地に建てていた。南興神社も南洋興発サイパン製糖工場のそばに建てられた。神社名の「南興」は南洋興発の略称に由来する。往年の例祭では南洋興発関係者やチャランカ町町民が集まり、サトウキビの豊穣を祝ったという。
戦後
戦後、南洋興発は消滅し、サイパン製糖工場も「マウント・カーメル教会」というカトリック教会になった。南興神社境内もマウント・カーメル教会が運営する墓地となった。ただ神社だった頃の名残もあり、墓地中央の十字架の置かれた祠は社殿のような造りになっており、当時の石灯篭が今もなお残されている。
参考文献
- 曽根地之「南洋群島における神社の実態とその展開」『戦争と平和』12号、大阪国際平和センター、2003年
関連項目
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