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台詞
演劇等の創作物の作中で登場キャラクターが発する言葉 ウィキペディアから
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概要
台詞は物語作品(例: ドラマを扱う演劇、漫画、映画)において登場人物が発する言葉である[1][2]。登場人物のその時の感情、登場人物から見た世界の状況、他の登場人物へのメッセージなど、物語世界に生きる登場人物本人の主観的な発言がなされる。通俗的に「ナレーション」と呼ばれる[注 1]、登場人物でない声による言葉(物語世界外/神視点から物語世界の状況を語る客観的な声[3][4])と対比される。
台詞は脚本の中では実際に発声される言葉の部分であり、漫画においてはふきだしに書かれ読者により読まれる部分である。
科白は言葉のみならず仕草も含意する点で「台詞」とは異なる。したがって、日本語一般で多く使われる意味での「せりふ」ということでは、「台詞」がよりふさわしい。ただし、両者の違いは一般的に認識されていないため、「科白」が間違いということにはならない。[要出典]
その他の用法
歌において、メロディーを付けずに話すように発声される部分をこう呼ぶ[要出典]。台詞で有名な歌に『傷だらけの人生』(鶴田浩二)などがある。
江戸時代においては苦情や言い訳、交渉などの意味で用いられていたこともあり、遊廓では遊女と客の駆け引きや、支払いのことを指していた[5]。
演劇や創作物の作中で登場キャラクターが発する言葉という意味から転じて、日常会話や文章などにおいての「決まり文句(きまりもんく)」、または、会話や言葉そのものをも指す[要出典]。
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語源
「せりふ」は江戸時代のはじめ頃から使われている語で、「世流布」(せるふ)が変化したもの、または「競り言ふ」(せりいう)が詰まったものだと考えられている[要出典]。
明治以降主に使われる漢字表記には「科白」と「台詞」の二通りがあるが、どちらも中国語にある言葉に対する当て字で[6]、前者は「かはく」、後者は「だいし」と読むこともある。
分類
歌舞伎における台詞
歌舞伎では、音楽的要素が強いことから、韻律的な台詞がさまざまに発達した。以下に上げるのはそれらのうちで代表的でものである。
- 捨て台詞(すてぜりふ)
- 舞台上で役者が即興で挟むせりふ。アドリブのせりふ。
- 「立ち去る前に発せられる言葉」という語義での日本語「捨て台詞」は、前者から派生して一般化した語であり、別れ際の挨拶や、相手に浴びせる侮蔑・罵倒の意味で使用されている。→「(立ち去る前に発せられる)捨て台詞」の英語表現については「パルティアンショット § 捨て台詞」を参照
脚注
参考文献
関連項目
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