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喝揚丸ユスリ商会
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『喝揚丸ユスリ商会』(かつあげまるユスリしょうかい)は、藤子不二雄Ⓐによる日本の連載ブラックユーモア漫画。初出は『劇画ゲンダイ』(講談社)1973年6月号-12月号。全7話。
物語
主人公の喝揚丸は、風采の上がらない肥満体の中年男。雀荘の片隅に「喝調査情報社」という看板を出して仕事をしているが、業務内容は恐喝である。善良そうな風貌と裏腹に、彼はさまざまな人間のスキャンダルを掴んで口止め料を請求するが…
登場人物
- 喝揚丸
- 脱サラして恐喝業を営んでいる男。職掌柄、盗撮と客の身辺調査能力に関して優秀な腕前を持ち、それ情報を元に客が黙って支払うだろうギリギリの金額を算出する能力も優れている。優柔不断な性格で麻雀が弱く、雀荘の客からしばしばカモにされる。家庭では、夫の稼ぎの悪さを罵る口うるさい妻の尻に敷かれている。
- 妻
- 喝揚丸の妻。名前不明。夫の不甲斐なさを何時もなじっている、夫の本職は一切知らず未だ会社勤めだと思っている。
- 丸太郎
- 喝揚丸の息子。テレビ好き。
- 新聞男(仮称)
- 『馬』と書かれた競馬新聞を広げ顔を隠しており、揚丸の行く先々で現れているが、請求書の3から登場しなくなった。
- 雀荘のオーナー
- 氏名不明。喝揚丸に場所を貸しており客の面子が足りない時に良く引っ張り出される。新聞男に似ているが関連性は不明。
エピソード一覧
関連作品
- 『九時から五時までの男』 - 喝掲丸同様に家ではうだつのあがらない凄腕詐欺師を描いた作品。藤子の創作意欲を刺激した[1]。
- 『恐喝有限会社』 - 『喝揚丸ユスリ商会』の原型となった作品。特に第1話とプロットや科白の共通点が多い。
- 『ブラック商会変奇郎』 - 第1話「ひき逃げ」は本作第4話の翻案となっている。
- 『笑ゥせぇるすまん』 - TVアニメ版(ギミア・ぶれいく版)の第13話「ユスリの落とし穴」は本作第5話の翻案となっている。
脚注
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