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国家の品格
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『国家の品格』(こっかのひんかく)は、新潮新書から2005年(平成17年)11月20日に出版された藤原正彦の著書である。
概要
もともとは、藤原が講演で述べた内容を基礎にした本である。そのため、文体は口語調で、「妻を筆頭に殴りたい女性はたくさんいます」、「(什の掟は)最後の七つ目以外は納得できます」といったユーモアが効いたものになっている。西洋、特にアメリカの「論理万能主義」を批判し「だめなものはだめ」と主張。グローバリズムなどを真っ向から否定し、自国の伝統や美意識などを重んじることを説いた。
世界で唯一の「情緒と形の文明」を持つ日本の“国家の品格”を取り戻すことを書いた。本文中には前著のタイトルでもある「祖国とは国語」と言う言葉が複数箇所で用いられている。
発行部数
2006年(平成18年)5月までに発行部数265万部を超えるミリオンセラーとなっており[1]、トーハン調べで同年における書籍の年間ベストセラーで総合1位となった[2]。
エピソード
関連書籍
翻訳
- 『国家の品格 対訳ニッポン』ジャイルズ・マリー訳、IBCパブリッシング、2007年6月。ISBN 978-4-89684-568-6。
演説
- 藤原正彦述「天才を生む土壌と国家の品格」、日本ペンクラブ編 編『日本ペンクラブ名スピーチ集』創美社、2007年11月。ISBN 978-4-420-31024-6。
批判本
- 木村和彦『「国家の品格」を撃つ』プレスプラン〈JRC新書〉、2007年3月。ISBN 978-4-903295-06-0。
- 島井宏行『『国家の品格』批判』立志社出版〈立志社新書〉、2007年3月。ISBN 978-4-9903479-0-1。
- 吉孝也、前川征弘『「国家の品格」への素朴な疑問』新風舎〈新風舎文庫〉、2007年10月。ISBN 978-4-289-50602-6。
脚注
関連項目
外部リンク
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