トップQs
タイムライン
チャット
視点
国道201号
福岡県を通る一般国道 ウィキペディアから
Remove ads
国道201号(こくどう201ごう)は、福岡県福岡市東区から京都郡苅田町に至る一般国道である。
![]() |
Remove ads
概要
福岡県内を東西に延びる国道で、福岡市・飯塚市・田川市・行橋市などの県内の主要都市を通る。その多くが筑豊地方の内陸部を通るため八木山峠、烏尾峠、仲哀峠などの峠道を越える区間がある。筑豊と他地域を結ぶ路線であるため、山間部の区間が多いにもかかわらず交通量は多く、大型車の通行も非常に多い。なお冬場は積雪による路面凍結などでチェーン規制などの規制が出る場合もあり、特に峠の区間では注意が必要である。筑豊烏尾峠に新道トンネルが完成し、2009年(平成21年)3月22日より供用されたことにより、バイパスとトンネルにより峠越えをせずとも全線走破できるようになった。
路線データ
Remove ads
歴史
現行の道路法(昭和27年法律第180号)に基づく二級国道として1953年(昭和28年)に初回指定された路線のひとつである。国道指定当初から「福岡行橋線」の路線名が付与され、道路改良による小変更以外の大幅な経路変更は長年なされなかったが、1993年(平成5年)に終点で接続する国道10号の現道が行橋バイパスとなることに伴い、旧道にあたる区間の一部を国道201号として延伸することで終点位置の所属自治体が行橋市から京都郡苅田町となった[4][5][6]。
年表
Remove ads
路線状況
要約
視点

拡幅・バイパス区間
- 福岡東バイパス
- 八木山バイパス
- 糟屋郡篠栗町 - 飯塚市弁分のバイパス。八木山峠を越える13.3 kmの八木山バイパスは1985年(昭和60年)に日本道路公団の管理する一般有料道路として供用開始。2014年(平成26年)10月1日、八木山バイパスが償還期間満了に伴い無料化され、西日本高速道路(NEXCO西日本)から国土交通省に移管された[9]。無料化により交通量が増大し、交通事故発生時に片側1車線のために長時間の通行止めが発生するなどの問題が生じたため、2019年度(平成31年度)より全線にわたって4車線化事業を行うことになり[10]、2020年(令和2年)4月より工事を開始。篠栗IC - 筑穂IC間は2025年(令和7年)3月30日に開通した[11]。筑穂IC - 穂波東IC間は2029年度(令和11年度)に完成予定である。篠栗IC - 筑穂IC間4車線化に伴って再有料化されるとともに、国土交通省からNEXCO西日本に移管された[11][12]。
- 飯塚庄内田川バイパス
- 田川バイパス
- 香春拡幅
- 仲哀改良・仲哀拡幅
- 仲哀改良は、田川郡香春町と京都郡みやこ町の境界にある新仲哀トンネルの改良事業区間(延長2.2 km)[16]。新仲哀隧道(2代目[注釈 6] )の老朽化や、交通の要所でありながらトンネル内に歩道がなく事故が多発していたこと、迂回路が近隣にないことを受けて1990年(平成2年)度に事業化。2007年(平成19年)3月4日に歩道付きの新たな「新仲哀トンネル(3代目)」が供用開始した。同時にそれまで供用されていた新仲哀隧道は閉鎖となったが、その後の調査によると補修・補強を行うことで再利用可能なことが確認された[17]。
- 上述のように仲哀峠区間は、3代目となる新仲哀トンネルを新たに掘削することによって改良整備はされたものの、供用車線数は依然2車線のままであり、4車線化については未事業化区間として残されていた。これを受けて、仲哀峠を含む香春町 - 行橋市の未事業化区間について、拡幅およびバイパス建設等を行うための計画段階評価の手続きが2019年(令和元年)9月11日に行われ、仲哀峠区間については、現在閉鎖中である新仲哀隧道(2代目トンネル)の補修・補強を行って再利用することで4車線化する方針となった[17]。その後2022年度(令和4年度)に仲哀拡幅として事業化された[注釈 7][18][19]。
- みやこ行橋バイパス
- 行橋インター関連
道路施設
橋梁
起点から
- 新飯塚橋(遠賀川、飯塚市)
- 見立橋(泌川、田川市)
- 川宮西大橋(中元寺川、田川市)
- 東大橋(彦山川、田川市)
- 糸飛大橋(御祓川、田川市 - 田川郡香春町)
- 黒田橋(長狭川、京都郡みやこ町)
- 亀川橋(長狭川、行橋市)
- 津の熊橋(長狭川、行橋市)
- 京橋(行橋市)
- 新小波瀬橋(小波瀬川、行橋市 - 京都郡苅田町)
トンネル
起点から
- 筑穂トンネル:延長969 m、1984年(昭和59年)竣工、飯塚市(八木山バイパス)
- 九郎原トンネル:延長505 m、1984年(昭和59年)竣工、飯塚市(八木山バイパス)
- 筑豊烏尾トンネル:延長1,544 m、2009年(平成21年)竣工、飯塚市 - 田川市(飯塚庄内田川バイパス)
- 新仲哀トンネル :延長1,365 m、2007年(平成19年)竣工、田川郡香春町 - 京都郡みやこ町
道の駅
事前通行規制区間
各峠では雨量により次の交通規制が行われる。
Remove ads
地理
要約
視点
通過する自治体
交差する道路
交差する鉄道
沿線
![]() |
福岡市・糟屋郡
東区南部の松島交差点が起点で、同交差点から東進する。起点から福岡ICまでは福岡高速4号線の下を通り、粕屋町の北側を抜けていく。福岡ICを通り九州自動車道と福岡県道35号筑紫野古賀線をくぐりぬけ篠栗町に入り、篠栗町中心部の北側を経て八木山バイパスと旧道との分岐点を通る。
旧道はバイパスとの分岐点から先は4車線から2車線となる。篠栗四国八十八箇所の1番霊場である南蔵院を過ぎ、八木山峠に入ると急勾配と急カーブが連続する。バイパスは八木山峠の南側を通る。
飯塚市
旧道は八木山峠を登る途中で飯塚市に入り、八木山集落を抜けて峠道を下り飯塚市街地に入る。新飯塚橋で遠賀川を越え、筑豊緑地を通り烏尾峠の途中で糸田町に入る。
八木山バイパスの終点は飯塚市街地の南側にあるバイパス入口交差点で、そのまま直進すると飯塚庄内田川バイパスに入る。烏尾峠の南側の筑豊烏尾トンネル内に飯塚市と糸田町の境界がある。
田川市・田川郡
旧道は糸田町に入り烏尾峠を下る。飯塚庄内田川バイパスは筑豊烏尾トンネル内で糸田町に入り峠の南側を直進する。糸田町の南西部にある交差点で旧道とバイパスが合流し、そのすぐ先で田川市に入る。
田川市内からは4車線となり、田川市域北側と香春町中心部を抜け、岩原口交差点を右折して東進する。岩原口交差点からは再び2車線となる。道の駅香春の先の新仲哀トンネル内に香春町とみやこ町の町境がある。
京都郡・行橋市
新仲哀トンネルを抜けてみやこ町に入る。みやこ町の中心部を通り行橋市に入る。東九州自動車道の行橋インターチェンジを通り、行橋市北端部の行事交差点で左折して北進し、苅田町に入り約400 mほど進んだ場所にある二崎交差点が終点となる。
Remove ads
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads