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国鉄タキ13700形貨車
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国鉄タキ13700形貨車(こくてつタキ13700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
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本形式と同一の専用種別も存在したタキ13800形についても本項目で解説する。
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タキ13700形
タキ13700形は、アルコール専用の35t 積タンク車として1969年(昭和44年)1月31日から1974年(昭和49年)2月19日にかけて5ロット30両(タキ13700 - タキ13729)が富士重工業1社のみにて製作された。
本形式の他にアルコールを専用種別とする形式にはタ2000形、タム8100形、タサ3000形、タサ3200形、タサ3500形、タサ5000形、タキ500形、タキ600形、タキ3500形、タキ7200形、タキ7250形、タキ13800形(後記)の12形式が存在した。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。
35系に属するタンク体は、ステンレス鋼(SUS304)製であり、積込みはマンホールからの上入れ式、荷降ろしは吐出管を用いた下出し式である。
車体色はステンレス地色であったが晩年は銀色に塗装された。寸法関係は全長は12,010mm、全幅は2,720mm、全高は3,860mm、台車中心間距離は8,210mm、実容積は44.8m3、自重は15.5t、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41C、TR41E-12である。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(30両)の車籍がJR貨物に継承されたが、2007年(平成19年)10月に最後まで在籍した24両が廃車となり同時に形式消滅となった。
年度別製造数
各年度による製造会社と両数は次のとおりである。
- 昭和43年度 - 3両
- 富士重工業 3両 内外輸送(タキ13700 - タキ13702)
- 昭和44年度 - 3両
- 富士重工業 3両 内外輸送(タキ13703 - タキ13705)
- 昭和45年度 - 4両
- 富士重工業 4両 内外輸送(タキ13706 - タキ13709)
- 昭和46年度 - 10両
- 富士重工業 10両 内外輸送(タキ13710 - タキ13719)
- 昭和48年度 - 10両
- 富士重工業 10両 内外輸送(タキ13720 - タキ13729)
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タキ13800形
タキ13800形は、酒類[1]専用の35t 積タンク車として1969年(昭和44年)4月18日から同年7月11日にかけて2ロット25両(コタキ13800 - コタキ13824)が富士重工業1社のみにて製作された。
記号番号表記は、特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。
本形式の他に酒類を専用種別とする形式には、他に例がなく唯一の存在であったが1988年(昭和63年)7月6日に14両(コタキ13800 - コタキ13804、コタキ13807 - コタキ13809、コタキ13812 - コタキ13817、コタキ13819)がアルコールへ専用種別変更された。アルコールの比重は酒類より軽いため、専用種別変更された車輛は積載荷重が28t に減トンされ、化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。
所有者は、内外輸送1社のみであった。
35系に属するタンク体は、ステンレス鋼(SUS304)製であり、積込みはマンホールからの上入れ式、荷降ろしは吐出管を用いた下出し式である。
車体色はステンレス地色であったが晩年は銀色に塗装された。寸法関係は全長は11,300mm、全幅は2,600mm、全高は3,660mm、台車中心間距離は7,500mm、実容積は35.0m3、自重は14.8t、換算両数は積車5.0、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車(25両)の車籍がJR貨物に継承されたが、2007年(平成19年)8月に最後まで在籍した7両が廃車となり同時に形式消滅となった。
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脚注
参考文献
関連項目
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