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国鉄タサ600形貨車
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国鉄タサ600形貨車(こくてつタサ600がたかしゃ)は、かつて鉄道省及び1949年(昭和24年)6月1日以降は日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
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概要
本形式は原油専用の20t 積三軸私有貨車として1932年(昭和7年)7月5日から1936年(昭和11年)10月9日にかけて34両(タサ600 - タサ633)が汽車製造、日本車輌製造、新潟鐵工所、大阪鐵工所の4社にて製造された。その後1947年(昭和22年)に1両(タサ634)が編入(戦災復旧車)された。さらに1953年(昭和28年)5月9日に28両がタラ1形より飯野産業にて改造(積載荷重変更)され本形式(タラ13 - タラ27、タラ29 - タラ46→タサ635 - タサ662)へ編入された。以上合計63両(タサ600 - タサ662)が本形式として在籍した。
落成当時の所有者は、三井物産、中野興業、斎藤製油所、山岸商会、日本鉱業、新津製油所、日本陸運産業、日本石油の8社である。
塗色は黒、寸法関係はロットにより様々であるが一例として全長は9,300mm、全幅は2,450mm、全高は3,800mm、軸距は2,745mm+2,745mm、実容積は23.0m3-25.0m3、自重は12.8t-14.7t、換算両数は積車3.0、空車1.0、最高運転速度は65km/h、走り装置は一段リンク式の三軸車である。
1973年(昭和48年)11月28日に最後まで在籍した4両(タサ404 - タサ407)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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参考文献
- 吉岡心平 『3軸貨車の誕生と終焉(戦前編)』RMライブラリー8 2000年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 4-87366-196-X
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
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