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国鉄タサ6500形貨車
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国鉄タサ6500形貨車(こくてつタサ6500がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
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概要
1971年(昭和46年)4月26日にタサ5700形より1両(オタサ35779→オタサ6500)の専用種別変更(LPガス→LPガス、メチルアセチレン(メチルアセチレンを混合したLPガス))工事が日立製作所にて行われ形式名は新形式であるタサ6500形とされた。翌年の6月20日に2両(オタサ25721、オタサ25722→オタサ6501、オタサ6502)が川崎重工業にて追加改造された。1979年(昭和54年)8月6日及び1981年(昭和56年)11月16日には1両ずつの新規製作が川崎重工業にて行われ、以上合計5両(オタサ6500 - オタサ6504)がタサ6500形として落成した。
記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長 16 m 以上)を前置し「オタサ」と標記する。更にタンク体右側形式番号上に「連結注意」が標記された。
本形式の他にLPガス、メチルアセチレンを専用種別とする形式は、他に例がなく唯一の存在であった。(ただしLPガスのみを専用種別とする形式は複数存在した。)
所有者は一貫して菱三商事の1社のみでありその常備駅は鹿児島本線の荒尾駅である。(その後前川駅、初島駅に変更になった車もある)
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃(G)23」(燃焼性の物質、高圧ガス、高圧ガス、可燃性のもの)が標記された。専用種別の「LPガス」は赤色、「メチルアセチレン」は白色、「燃」は赤色、「(G)23」は白色でそれぞれ標記されている。
車体色はねずみ色1号、寸法関係は一例として全長は17,880mm、全幅は2,500mm、全高は3,856mm、台車中心間距離は13,700mm、実容積は47.0m3、自重は26.5t、換算両数は積車4.5、空車2.6であり、台車はTR41DまたはTR216Bである。
1986年(昭和61年)8月30日に最後まで在籍した2両(オタサ6500、オタサ6503)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
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参考文献
- 『Rail Magazine』 2004年8月号 Vol.251 ネコ・パブリッシング刊
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
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