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大谷川橋梁 (東武鬼怒川線)

栃木県日光市、大谷川を渡る東武鬼怒川線の鉄道橋梁 ウィキペディアから

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大谷川橋梁(だいやがわきょうりょう)は、栃木県日光市大谷川に架かる東武鉄道鬼怒川線鉄道橋である。

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大谷川橋梁を渡るSL大樹
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日光市今市より

概要

下野軌道(現・東武鬼怒川線)の大谷向今市駅(現大谷向駅) - 新今市駅(1929年(昭和4年)に廃駅)間の建設工事に伴って1919年(大正8年)に完成した。下今市駅 - 大谷向駅間の利根川水系鬼怒川支流である大谷川に架かる全長322.8mの橋梁である。

構造

初代は、単線下路式平行弦プラットトラス(ピン結合)2連 + (形式不明)8連の形式である。トラス2連は、もともとは幌内鉄道から払い下げられた幌向川橋梁下幌向川に架設)および郁春別川橋梁下幾春別川に架設)の米国コフロード&セイラー(Cofrode & Saylor)製トラスであり、1881年(明治14年)製造の錬鉄製である。(形式不明)8連は九州から払い下げられたドイツ製である。

2代目は、単線下路式平行弦プラットトラス(ピン結合)2連 + 単線下路式プレートガーダー8連の形式である。プレートガーダーは横河橋梁製作所(現横河ブリッジ)製である。ドイツ製の橋桁は老朽化のため1967年(昭和42年)に撤去され、プレートガーダーに架け替えられた。

3代目は、トラス2連をプレートガーダー2連に架け替えた、単線下路式プレートガーダー10連の形式である。トラス2連は1996年(平成8年)3月に東京鐵骨橋梁製作所(現東京鐵骨橋梁)により撤去[1]されており、うち1連は1999年(平成11年)に東海旅客鉄道(JR東海)三島社員研修センター施設内に移設し展示されている。もう1連は土木遺産としての復元化および保存のため、1999年(平成11年)に故郷の北海道岩見沢市に里帰りしている。

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脚注

関連項目

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