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妖精帝國
日本の音楽ユニット ウィキペディアから
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妖精帝國(ようせいていこく、独表記:Das Feenreich)は、日本のゴシックメタルバンド。Lantis所属。
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概要
役説
原点は1997年に愛知県名古屋市で結成された、ゆいと橘尭葉による音楽ユニットである[1]。
妖精帝國において、ファンは「臣民」、ライブは「式典」と呼ばれる。また、メンバー(楽器隊)にはそれぞれ階級が存在し、楽器隊は妖精帝國への貢献度によって位が上下するという[2]。
設定
妖精の存在を信じなくなった人間が増え、荒廃の一途をたどる「妖精帝國」。音楽を通じて人間達に妖精の存在を思い出させ、妖精帝國を再興させるため、「妖精帝國第参軍楽隊」を結成。人間界での便宜上のユニット名を「妖精帝國」とする[3]。
長らくゆいの父である皇帝が支配してきた妖精帝國であったが、手にすると支配権を握ることができる「トーガ・ピクタ」を手にしたこと、特催公式式典「920Putsch」において多数の臣民から支持を得たことでゆいによる革命が成功。ゆいが皇帝を退けて終身独裁官を名乗ることとなる[4]。
経歴
インディーズ時代
インディーズ時代は「桃」を全面的にイメージしており[注 1]、シンセサイザーを使用したトランスミュージックやハードコアテクノミュージックを中心に制作していた。 また、ライブでは桃の天然水を配るなどといったパフォーマンスを披露していた。 この時期のアルバムは再販がされておらず、現在では入手困難となっている。
「桃」をイメージしていた時代は、曲調や衣装、世界観は電波系であったが、4thアルバム「stigma」以降は、現在のゴシック路線に移行することになる。
メジャーデビュー以降
ロック、ヘヴィメタルを軸に、クラシックやテクノなどを融合させた音楽を制作。オリジナル楽曲に加え、テレビアニメやゲームへの楽曲提供も行っており、それらに関連するライブやイベントにも出演。
2009年、ReluとNanami が加入する。「Animelo Summer Live」、「ランティス祭り」、「MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP」などへの出演をきっかけに、知名度が上昇した[要出典]。
2013年からは、オリジナルメンバーに加え、Nanami、紫煉、Gightの3名と共にバンドとして活動しており[注 2][注 3]、メタル・サウンドを主軸とした音楽性に移行。
2015年8月5日、約10年ぶりとなるフルオリジナルアルバム『SHADOW CORPS[e]』を発売し[注 4]、ゴシック・メタル・バンドとして本格的に始動[7]。
2019年、SEX MACHINEGUNS、妖精帝國、GYZEが出演する日本のメタルバンドによる海外フェスティバル「METAL NATION 2019」が12月15日にメキシコで開催。12月13日、発売延期・未定となっていたアルバムが、制作上の都合により発売中止とされたが、その後、アルバム『the age of villains』の制作と発売日がアナウンスされ、発売に至った。
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メンバー
- ゆい
- 年齢:325歳以上[8][注 5]
- 誕生日:10月25日
- 担当:ボーカル、コーラス、作詞(2007年以降、クレジットでは「YUI」表記)
- 階級:妖精帝國終身独裁官、皇女
- メンバーで唯一の妖精。羽根が生えているが、妖精の存在を信じない人間には見ることができない。[注 6]
- 橘と音楽を始める前はJUDY AND MARYやLINDBERGなどを聴いていた[7]。妖精帝國がメタルを取り入れる過程で、特にゆいに影響を与えているウィズイン・テンプテーションの他、イン・ディス・モーメント、フライリーフといった女性ボーカルのメタルを聴くようになる[2]。特技は合気道[9]。
- 橘 尭葉(たちばな たかは)
- 誕生日:3月25日
- 出身:三重県
- 担当:プロデュース、ギター、キーボード、作曲、編曲
- 階級:少尉 ⇒ 大尉
- 音楽を始めたきっかけは小室哲哉。バンドに目覚めたのはX JAPAN、LUNA SEAなどからで、「メタルっぽい楽曲」をキーボードを使用して制作するという音楽性だった。本格的にメタルをやりたいという思いがあった中で、機材が進化したことや、自分のできることが増えたこと、メンバーが増えたことによって、メタルを表現できるようになったという。イングヴェイ・マルムスティーンを知ったことで、ネオクラや物語性のある音楽から影響を受けている[2][7]。
- 2019年6月14日、ライブ出演を引退し、今後はサウンドプロデューサー、作編曲家として活動していく事を発表。
- Nanami(ななみ)
- 誕生日:9月17日
- 担当:ベース、作曲、編曲
- 階級:伍長 ⇒ 准尉
- 北欧出身のハードロック、ヘヴィメタルのバンドを好む。作曲やデモ作りではギターも演奏する。イングヴェイ・マルムスティーンがレコーディングで演奏するベースからは非常に影響を受けている[2][7]。
- Gight(がいと)
- 誕生日:3月20日
- 担当:ドラムス、作曲、編曲
- 階級:軍曹
- ESPミュージカルアカデミー出身[10]。
- 小学校低学年からマーチングバンドで太鼓を担当し、中学・高校では吹奏楽で打楽器を担当。中学生からB'zをきっかけにドラムセットを叩き始める。ドラマーとしては、山木秀夫、青山純の奏法から特に影響を受けており、ラーズ・ウルリッヒやトミー・リーからも影響を受けている[2][7]。
- XiVa(さいば)
- 誕生日:6月7日
- 担当:ギター
- 階級:伍長
- 紫煉の除隊に伴い、2019年1月に加入。
- ryöga(りょーが)
- 誕生日:12月6日
- 担当:ギター
- 階級:伍長
- 橘尭葉のライブ出演引退に伴い2019年6月に加入。
旧メンバー
- Relu(れる)
- 誕生日:1月4日
- 担当:ドラムス
- 階級:伍長
- 紫煉(しれん)
- 誕生日:3月10日
- 担当:ギター、シャウト、作曲、編曲
- 階級:曹長
- MI JAPAN出身[注 7][12]。LIGHTNINGの元サポートメンバー。
- 2008年にUnlucky Morpheusを設立。2013年に妖精帝國に加入し、2014年から電気式華憐音楽集団に加入[13]。
- 2015年4月1日から、それまで別名義で行ってきた活動も「紫煉」名義に統一[注 8][14]。
- アマチュア時代から妖精帝國のファンだった。メンバーとなったことで、以前から自分がいいと思っていたバンドの要素を増幅させて、個人的に足りないと感じていた部分を補うことを意識しており、「もっとこうしたら自分好みになる」と思っていたことを実践できるのが楽しいという[15]。
- X JAPANをきっかけに、ラプソディー、アングラ、ソナタ・アークティカなどのメロスピに傾倒。ギタリストとしては、イングヴェイ・マルムスティーン、スティーヴ・ヴァイなどのギターヒーロー系に加え、パット・メセニー、アラン・ホールズワースといったフュージョン系からも影響を受けている。ペリフェリーなど、メタルコア系も好む[2][7]。
- 2016年末より腕の腱鞘炎の症状に悩まされ、その後約1年間様子を見ながら活動を続け、一時は回復に向かったとも思われたがニューアルバムの制作等で再発し、レコーディング量や2018年以降の妖精帝國の活動を考え、ギタリストとしての将来も考慮し、メンバーでの度重なる協議の上、2018年2月17日に川崎で行われた式典を最期に除隊。
ディスコグラフィ
シングル
アルバム
ミニアルバム
映像作品
- Animelo Summer Live 2009 -RE:BRIDGE-
コンピレーション
- crystal2 〜サーカス ヴォーカルコレクション〜 Vol.2
- 舞-HiME-運命の系統樹 ORIGINAL SOUNDTRACK last moment
- 舞-HiME~ベストコレクション~
- crystal3 〜サーカス ヴォーカルコレクション〜 Vol.3
- Songs from Eternal Fantasy
- 百合ームコロッケ
- 聖痕のクェイサー オリジナルサウンドトラック
- フォルテシモ ボーカルミニアルバム fortissimo songs
- 刀語 歌曲集 其ノ壱
- 未来日記 インスパイアードアルバム Vol.1 〜因果律ノイズ〜
- IKA LOVE
- 未来日記 インスパイアードアルバム Vol.2 〜因果律デシベル〜
- 「使徒礼賛」~神様と運命革命のパラドクス オリジナルサウンドトラック~
- fortissimo complete best album -La'cryma 10th Anniversary -
タイアップ曲
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楽曲提供
ボーカル
- 「ANGELS 〜天使の祈り〜」
- 作詞:ゆい 作曲・編曲:橘尭葉(PS2ゲーム『Monochrome』挿入歌)
- 「闇の鍵 光の扉」
- 作詞・作曲・編曲:橘尭葉(テレビアニメ『Venus Versus Virus』イメージソング)
- 「異端で悲嘆の娘達(Blue frozen rose Ver.)」
- 作詞・作曲:畑亜貴 編曲:橘尭葉(ベスト・アルバム『浪漫月裸の娘達 〜BEST SONGS〜』収録曲)
- 「stigmata」
- 「隷属快美の娘達」
- 作詞・作曲:畑亜貴 編曲:橘尭葉(ベスト・アルバム『隷属快美の娘達 〜BEST SONGS II〜』収録曲)
- 「メテオロイド」
- 作詞:畑亜貴 作曲・編曲:橘尭葉(ミニアルバム『Meteoroid』収録曲)
- 「CHIASTOLITE」
- 作詞:佐咲紗花 作曲:橘尭葉 編曲:橘尭葉、妖精帝國(テレビアニメ『牙狼-GARO- -炎の刻印-』エンディングテーマ)
- 「Vermilion utopia」
- 作詞:YUI 作曲:Nanami 編曲:Nanami、妖精帝國(テレビアニメ『東京ESP』キャラクターソング)
- 「金魚蒔絵の水飛沫」
- 作詞:華憐 作曲・編曲:Ryöga
BGM
- 舞-HiME 運命の系統樹
- fortissimo//Akkord:Bsusvier
- fortissimo EXA//Akkord:Bsusvier
- fortissimo EXS//Akkord:nächsten Phase
- 神様と運命革命のパラドクス
- 恋剣乙女
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式典(ライブ)
- 第壱回公式式典「Live Stigma++++」
- 2006年9月9日 / LIVE-BAR The DOORS(東京)
- 第弐回公式式典「Live G.L.P.」
- 2007年7月15日 / 原宿アストロホール(東京)
- 第参回公式式典「Live metanoia」
- 2008年6月24日 / 表参道FAB(東京)
- 第四回公式式典「Live G.L.D. Tour」
- 2009年10月11日 / ell. FITS ALL(愛知)
- 2009年10月12日 / ESAKA MUSE(大阪)
- 2009年10月24日 / Shibuya O-EAST(東京)
- 特催公式式典「920Putsch」
- 2010年9月20日 / 横浜BLITZ(神奈川)
- 第伍回公式式典「Live G.L.A. Tour」
- 2011年4月17日 / STUDIO COAST(東京)
- 2011年5月13日 / 名古屋Electric Lady Land(愛知)
- 2011年5月14日 / ESAKA MUSE(大阪)
- 第六回公式式典 拾伍周年記念式典「PAX VESANIA Tour」
- 2013年6月1日 / 名古屋ボトムライン(愛知)
- 2013年6月7日 / DRUM Be-1(福岡)
- 2013年6月8日 / umeda AKASO(大阪)
- 2013年6月14日 / 仙台 CLUB JUNK BOX(宮城)
- 2013年6月16日 / STUDIO COAST(東京)
- 特催式典「GEGENANGRIFF:erst」女性臣民限定
- 2014年3月8日 / キネマ倶楽部 (東京)
- 特催式典「GEGENANGRIFF:zweit」男性臣民限定
- 2014年3月9日 / キネマ倶楽部 (東京)
- 第七回公式式典「Hades:The other world Tour」
- 2015年3月7日 / BEAT STATION(福岡)
- 2015年3月14日 / 名古屋ボトムライン(愛知)
- 2015年3月27日 / 仙台 CLUB JUNK BOX(宮城)
- 2015年3月29日 / umeda AKASO(大阪)
- 2015年4月12日 / Zepp Tokyo(東京)
- 第八回公式式典「SHADOW CORPS[e] LIVE TOUR」
- 2016年4月29日 / DRUM Be-1(福岡)
- 2016年4月30日 / umeda AKASO(大阪)
- 2016年5月5日 / darwin(宮城)
- 2016年5月15日 / 名古屋ボトムライン(愛知)
- 2016年5月28日 / TSUTAYA O-EAST(東京)
- 第九回公式式典「flamma idola tour」
- 2017年6月4日 / 名古屋Electric Lady Land(愛知)
- 2017年6月10日 / BIGCAT(大阪)
- 2017年6月17日 / 赤坂BLITZ(東京)
- 妖精帝國廿周年記念・第拾回公式式典「Live Psychomachia」
- 2018年1月27日 / 名古屋ボトムライン(愛知)
- 2018年2月11日 / 梅田BananaHall(大阪)
- 2018年2月17日 / 川崎CLUB CITTA'(神奈川) ※ELECTRONIC EMPIRE FEST VOL.0 DAY2
- 特催ONLINE式典「GEGENANGRIFF:Dritte」〜Z-aN侵攻作戦〜
- 2020年8月1日 / Z-aN Fest: Over the Limit 0801(オンライン)
- 第拾壱回公式ONLINE式典「REVOLT OF THE FRIESIANS」
- 2020年12月4日 /ライブストリーミングサービス Z-aN(オンライン)
- 特催式典「FROM DEEP SEA… TO WHERE?」
- 2022年11月3日 / 1000club (神奈川)
- 第拾弐回公式式典「The Underworld King Awakens」
- 2024年1月13日 / Veats Shibuya (東京)
- 第拾参回公式式典「the age of villains: Vengeance」
- 2024年8月9日 / MACANA (仙台)
- 2024年8月16日 / umeda TRAD (大阪)
- 2024年8月18日 / ElectricLadyLand (愛知)
- 2024年8月30日 / OP’s (福岡) 台風により延期
- 2024年9月16日 / LIQUIDROOM (東京)
- 2024年9月24日 / OP’s (福岡) 振替公演
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脚注
関連項目
外部リンク
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