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宣宗 (唐)
唐の皇帝 ウィキペディアから
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宣宗(せんそう)は、唐朝の第19代皇帝。憲宗の十三男で、穆宗の弟、武宗の叔父に当たる。
生涯
初めは光王に封じられる。武宗が危篤となると宦官の馬元贄により異例の皇太叔に擁立され、武宗の死去とともに即位した。即位時に名を怡から忱に改めている。
聡明な宣宗は、衰退した国勢を再建するために裴休らを起用して内政に力を注いだ。李徳裕の一党を排除し、牛僧孺派を抑制するなど重臣による派閥闘争(牛李の党争)や宦官勢力の削減すると同時に、宦官への穏健な抑制政策を採用するなどの社会の安定を図った。また、武宗時代に出された廃仏令(会昌の廃仏)を廃し、仏教を保護するなどの施策を行っている。
しかし晩年になると道教に耽溺し、不老長寿を求めるようになった。大中13年(859年)、丹薬による中毒症状で50歳にして崩御した。
逸話
『唐語林』によると、宣宗は越地出身の寵姫がいる。絶世の美女だったので、最初は宣宗にかわいがられていた。しかしやがて宣宗は楊貴妃のような災いが起きることを心配している。大臣たちは寵姫を後宮から追い出すよう説得したが、宣宗は「宮を出るだけなら彼女が恋しくなる」という理由で寵姫に毒酒を賜った。
宗室
登場作品
- 「宮心計」(2009年、香港ドラマ、日本未公開、演:陳豪)
脚注
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