トップQs
タイムライン
チャット
視点

常総鉄道キハ11形気動車

ウィキペディアから

Remove ads

常総鉄道キハ11形気動車(じょうそうてつどう キハ11がたきどうしゃ)は、常総鉄道関東鉄道の前身で、現在の常総線を運営した)が1928年昭和3年)に導入した気動車である。また、この車両は常総鉄道初の内燃動力車で、竜崎鉄道に次ぐ早い時期の導入であった[1]

概要 基本情報, 運用者 ...

概要・運用

常総鉄道は、1913年大正2年)の路線開業以来蒸気機関車を主力としてきたが、旅客輸送面でのさらなる効率化を目指すため、ガソリン動車の導入を計画していた。そして1928年2月23日にガソリン動車併用についての鉄道大臣の許可を得て[2]大阪府堺市梅鉢鉄工所でキハ11・12の2両が製造された。同年9月27日には竣工届が提出され、運用が開始された。2両の新設費は2万451円だった[1]。この車両の導入によって従来よりスピードアップされ、稼働率も年々上がっていった。その後、キハ11は1934年(昭和9年)12月に上州鉄道に譲渡され同社のキハ3になり、東武鉄道に買収されてからは越生線で運用され、1950年(昭和25年)3月に廃車となった[3]。キハ12は1937年(昭和12年)3月に竜崎鉄道に譲渡され、同年4月にキハ15に改番された。1954年(昭和29年)4月に廃車となった[4]

車両年表

キハ11

  • 1928年昭和3年)
    • 2月23日 - ガソリン動車併用についての認可。「瓦斯輪動力併用ノ件 認可 鐵道大臣」[2]
    • 下期[5] - 梅鉢鉄工所と車両購入の契約を締結。「自動機客車2輛購入ノ契約ヲ大阪府堺市梅鉢工場ト締結セリ」[1]
    • 8月21日 - 車両設計変更。「瓦斯輪客車設計變更ノ件 認可 鐵道大臣」[6]
    • 9月27日 - 車両竣工。竣工届提出[1]
  • 1934年(昭和9年)
    • 12月 - 上州鉄道に譲渡。同社のキハ3となる[1]
  • 1937年(昭和12年)
    • 1月10日 - 上州鉄道の路線が東武鉄道に譲渡。東武鉄道の車両となる。
  • 1950年(昭和25年)

キハ12

  • 1928年昭和3年)
    • 2月23日 - ガソリン動車併用についての認可。「瓦斯輪動力併用ノ件 認可 鐵道大臣」[2]
    • 下期 - 梅鉢鉄工所と車両購入の契約を締結。「自動機客車2輛購入ノ契約ヲ大阪府堺市梅鉢工場ト締結セリ」[1]
    • 8月21日 - 車両設計変更。「瓦斯輪客車設計變更ノ件 認可 鐵道大臣」[2]
    • 9月27日 - 車両竣工。竣工届提出[1]
  • 1937年(昭和12年)
  • 1954年(昭和29年)
Remove ads

脚注

参考文献

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads