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平成筑豊鉄道100形気動車

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平成筑豊鉄道100形気動車
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平成筑豊鉄道100形気動車(へいせいちくほうてつどう100がたきどうしゃ)は、かつて平成筑豊鉄道1989年(平成元年)10月1日から2010年(平成22年)12月18日まで運用していた鉄道車両気動車)である。

概要 基本情報, 運用者 ...

本稿では、ほぼ同形の200形気動車300形気動車についても記述する。

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概要

九州旅客鉄道田川線糸田線伊田線第三セクターの平成筑豊鉄道に転換されるのを前に、富士重工業により100形9両(101 - 109)、200形3両(201 - 203)、300形4両(301 - 302)の計14両が製造された。1991年(平成3年)には300形2両(303 - 304)が増備され、計16両の陣容となった。

いずれも富士重工業が第三セクター鉄道向けに製造していたLE-DCと呼ばれるタイプの車両で、100形は車体長さ16 mで車内はセミクロスシート、200形は車体長さ18 mで車内はセミクロスシート、300形は車体長さ18 mで車内はロングシートとなっている。

各形式ともワンマン運転に対応した構造である。

構造

車体

普通鋼製車体で、前面形状は本形式以前の1988年(昭和63年)に導入されたのと鉄道NT100形に類似しており、前面には貫通扉を設け、前面窓は側面まで回りこんだパノラミックウインドウで、左側窓上にはワンマン運転表示灯を、右側窓上には方向幕を設置している。のと鉄道NT100形と比べ、貫通扉の窓の上下寸法が拡大されている。また前照灯は両側前面窓下部のみに設けている。側面は両端部に折り戸の出入口扉を設け、側窓は出入口脇の1枚が固定式であるほかは上段固定下段引き違いとしているなど、バス車体の特徴も見られる。

200形、300形はLE-DC初の18 m車体となっている。

いずれも車体塗装はクリーム色地で、側面上部(幕板)に水色の帯、前面・側面腰板部にオレンジ色赤色の帯を配している。一部の車両はラッピングが施工されていた。

車内

100形、200形は扉寄りの部分をロングシートとし、中央部は一方に二人掛けの、他方に一人掛けの座席を向かい合わせに配置した固定クロスシート(ボックスシート)となっていたが、200形は2002年(平成14年)にロングシート化され、300形と同様の車内となった[1]。300形は全席ロングシートである。全車とも車内にトイレは設置されていない。

ワンマン運転に対応する。

冷暖房装置として、機関直結方式の冷房装置と、温水温風ファン方式の暖房装置を備えている。

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運用

各形式とも伊田線、糸田線、田川線で運用されていた。近年の運行本数削減による運用減と新形式400形、500形への置き換えにより2007年から廃車が始まり、2007年(平成19年)3月に105・107・302が、2008年(平成20年)2月に104・108・201が、2008年度(平成20年度)に103・202・301が、2009年度(平成21年度)に101・102・106・109・203が廃車となり、残った303・304も2010年(平成22年)12月18日をもって運転を終了し同年度内に廃車となった。

2011年(平成23年)1月22日に101・303がミャンマーに譲渡された[2]。また、304は金田駅構内で保存され、2017年(平成29年)まで運転体験に使用されていた、また、2011年(平成23年)2月1日からは催事会場として一般開放されている。

脚注

外部リンク

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