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平成6年台風第20号
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平成6年台風第20号(へいせい6ねんたいふうだい20ごう)もしくは ハリケーン・ジョン(Hurricane John)は、1994年8月にハリケーンとして発生後、東経域に入って一時的に台風となった越境台風である[1]。熱帯低気圧としては、2023年のサイクロン・フレディに記録を破られるまで史上最長となる寿命を記録した[2]。
概要

1994年8月11日にハリケーン・ジョンが発生し、当初は西経域である太平洋北東部を西に進んでいたが、28日に国際日付変更線(東経180度線)を越えて東経域に入ったため、越境台風の台風20号となった。しかし、台風はその後もと来たコースを引き返すようにUターンし、9月8日に日付変更線を通過して西経域に戻り、再びハリケーン扱いとなった。すなわち、当初ハリケーンであったものが一時的に台風となり、その後再びハリケーンになったため、2回も越境したことになる。
熱帯低気圧としての生存期間は、史上最長の31日間(4週間以上・ほぼ1ヶ月)に達し、ハリケーンであった期間も30日間と、かなり長かった[1]。また、総移動距離はおよそ13,000kmであり、観測史上最長である。
30日間の間、2回も再発達をし、また3日間は楕円状のルートを通っていた。
なお、越境台風であるため、台風になっても国際名は変更されず、ハリケーンとして発生した際に付けられた「ジョン」という名前が一貫して使われた。
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脚注
関連項目
外部リンク
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