平胃散(へいいさん)は漢方薬のひとつ。出典は『和剤局方』。 構成生薬 蒼朮(ソウジュツ) 陳皮(チンピ) 厚朴(コウボク) 大棗(タイソウ) 生姜(ショウキョウ) 甘草(カンゾウ) 適応 水毒に有効[1]。消化器症状(胃カタル、胃アトニー、消化不良、食欲不振など)。蒼朮が主薬で、湿邪を除き運脾する。 派生物 胃苓湯(いれいとう) - 平胃散に五苓散を合方した処方。下痢、むくみなどに使用。 加味平胃散 - 平胃散に、神麴、麦芽、山査子を加え、消化促進を高めた処方[2]。 香砂平胃散 - 平胃散に香附子と縮砂を加えた処方。さらにシャクヤクを加えたものは、タケダ漢方胃腸薬Kとして市販されている[3]。 正気散 - 平胃散に藿香と半夏を加味した不換金正気散、さらに蘇葉、白芷、茯苓、大腹皮、桔梗を加えたものは藿香正気散となる[4]。 脚注Loading content...参考文献Loading content...Loading related searches...Wikiwand - on Seamless Wikipedia browsing. On steroids.Remove ads