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広渡敬雄
日本の俳人 ウィキペディアから
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人物
福岡県遠賀郡岡垣町生まれ。福岡県立修猷館高等学校[1]を経て、九州大学法学部を卒業。
1989年より俳句を始め、1990年「沖」に入会。能村登四郎に師事。1997年「沖」潮鳴集同人、現在俳人協会評議員、「塔の会」幹事、日本文藝家協会会員。1999年第一句集『遠賀川』上梓(ふらんす堂)(第5回中新田俳句大賞次席)。2005年第51回角川俳句賞次点により「沖」蒼芒集同人。2005年「青垣」(大島雄作代表)創刊参加(のち退会)。2009年第二句集『ライカ』上梓(ふらんす堂)、『脚注名句シリーズII-5 能村登四郎集(俳人協会)』を分担執筆。2012年第58回角川俳句賞受賞。2013年超結社『塔の会』入会。『塔の会』第九集作品「間取図」88句他。2016年第三句集『間取図』上梓(角川出版)、(第3回千葉県俳句大賞準賞、第56回俳人協会賞次点)。2018年『塔の会』第十集作品「春炬燵」88句他。2021年『俳句で巡る日本の樹木50選』上梓(本阿弥書店)。2023年『塔の会』第十一集作品「御来迎」88句他、2024年『全国・俳枕の旅62選』上梓(東京四季出版)(第20回日本詩歌句協会評論部門優秀賞)。同年、第四句集『風紋』上梓(角川書店)(第10回千葉県俳句大賞)。
日本山岳会会員でもあり、山岳俳句、自然詠の作品には定評がある。[要出典]最近は、震災関連、生き物への慈愛、俳諧味等句風の広がりも注目されている。代表句に「悴みて登頂時刻のみ記せり」「麦の芽の一寸伸びし遠賀川」(『遠賀川』収録)、「父の日やライカに触れし冷たさも」「みづならは綿虫の来る淋しい木」(『ライカ』収録)、「靄を生み靄を走れり雪解川」「間取図に手書きの出窓夏の山」「裏返りつつ沢蟹の遡る」)「草を擦りつつ登りゆく鯉幟」「横顔は子規に如くなしラフランス」(『間取図』収録)、「風紋は沖よりのふみ夕千鳥」「死ぬるまで泳ぐ魚や星月夜」「春炬燵目薬ぽいと投げくれし」「献杯は眉の高さに小鳥来る」「ご来迎彼の世の我に手を振りぬ」等がある。
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参考文献
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- 「青垣」連載「俳枕」(2005年〜2019年)
- 句集『ライカ』鑑賞 神野沙希「明快さとこころ」(「沖」2009年11月号)
- 角川賞作家の四季 (「俳句」2012年11月〜2013年9月)
- 福岡県立修悠館高校同窓会誌『靑莪』(2013年2月号)「俳句のある暮らし」
- 朝日新聞・朝日俳壇「うたをよむ・春の息吹」(2013年4月8日)
- 日本山岳会機関誌 山岳第百八号(2013年7月号)「俳句と登山」
- 句集『間取図』鑑賞 高柳克弘「出窓の風景」(青垣2016年秋号)
- 千葉県俳句作家協会「真木」(2017年5月)「自然詠」
- 名句発掘 井上弘美(「俳句」2017年5月号)
- 「自選力を高める」(角川俳句2017年11月号)
- 中村雅樹『ホトトギスの俳人たち』鑑賞(角川俳句2018年1月号 新刊サロン)
- 朝日新聞「あるきがす言葉たち」、作品15句「魚付林」(2019年3月10日夕刊)
- 「季語になった動物 ならなかった動物」(俳句界2019年2月号)
- たかんな(吉田千嘉子主宰)に「俳枕」連載中(2019年5月号より隔月)
- 「終戦までの秋元不死男の俳句」(「俳句界」2019年12月)
- 「自然詠について」(「WEP俳句通信」年鑑2019年度エッセイ)
- 「第一次産業俳人の俳句」(「WEP俳句通信」年鑑2020年度エッセイ)
- 朝日新聞・朝日俳壇「うたをよむ・森の豊かさ」(2020年6月7日)
- 渡辺誠一郎「みち奥旅枕」書評 コルサック103号 2020年9月)
- 小川軽舟「名句水先案内」(「横顔は子規に如くなしラフランス」掲載鑑賞 角川2020年10月号)=2024年4月同名で書籍化
- 井上弘美「読む力」(角川俳句コレクション 「雪吊の中にいつもの山があり」掲載鑑賞)
- 「俳枕について」「WEP俳句通信」年鑑2021年度エッセイ)
- 「コロナ禍の俳句について」(WEP俳句通信120号 2021年2月)
- ねじまわし1号「作家の記憶ー晩年の能村登四郎) (2021年5月号)
- 「余白について」(「俳句界」2021年度6月号)
- 「物から詩が生まれるとき(総論)」(角川俳句2021年9月号)
- 日本山岳会機関誌山岳(2022年1月号)図書紹介『俳句で巡る日本の樹木50選』
- 『俳句で巡る日本の日本の樹木50選」鑑賞 村上鞆彦「行動派の面目躍如」(「沖」2022年3月号)
- 角川創刊70周年記念祝句+小文「登り来て八百余峰朝焼けす」(角川2022年6月号)
- 角川年鑑 年代別2022の収穫「30代俳人」(2023年度版)
- 岳人 山とエッセイ「山を詠む」 「絶嶺にしかと人影霧走り」 (2023年5月号)
- 「触覚に響く名句」(角川俳句2023年7月号)
- 「面白い老人の句とは」(ウェップ俳句通信2024年2月 NO138)
- 「その時、俳句手帳」(俳句四季2023年10月号)
- 「村上喜代子小論」(いには 2024年10月号)
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外部リンク
- ブログ「haiku&me」
- 関悦史「閑中俳句日記」(別館)
- 山口優夢 句集「ライカ」鑑賞(「俳句空間」2009年9月号)
- 広渡敬雄「角川俳句賞」記念リンク
- 栗林浩句集『間取図』鑑賞 - ウェイバックマシン(2018年7月25日アーカイブ分)
- 週刊俳句「えんぶり」10句(2019年3月24日)
- 週刊俳句「小瀬鵜飼吟行記」(2019年8月11日)
- 「トムソン的な世界への執着ー広渡敬雄第三句集『間取図』鑑賞 堀切克洋ブログ「尺蠖の道」
- 栗林浩ブログ『俳句で巡る日本の樹木50選」鑑賞(2021.9.12)
- 堀切克洋ブログ「セクトポクリット」の「広渡敬雄とゆく全国俳枕の旅」連載中(毎月第1、第3金曜日)
- 週刊俳句「天草」10句(2022年8月28日)
- 週刊俳句「三陸海岸」10句(2023年7月16日)
- 栗林浩ブログ 句集『風紋』鑑賞(2024年7月25日)
- 大井恒行ブログ「日日彼是」句集『風紋』鑑賞(2024年7月28日)
- 毎日新聞「季語」(死ぬるまで泳ぐ魚や星月夜 2024年8月30日 句集『風紋』より)
- 日本農業新聞「名歌と名句」(雲海の波打ち際に鹿島槍ヶ岳)(宮坂静生)(2024年8月17日 句集『風紋』より)
- 「新刊サロン」『全国俳枕の旅62選』ー俳枕万歳 中村雅樹(角川俳句2024年10月号)
- 「俳書の森を歩む」『全国俳枕の旅62選』 栗林 浩(俳壇2024年10月号)
- 「人と作品」『全国俳枕の旅62選』(俳句四季2024年11月号)
- 河北新報「秀句の泉」(睡蓮を揺らす波その返し波)(2024年7月28日 句集『風紋』より)
- 河北新報「秀句の泉」(ご来迎彼の世の我に手を振りぬ)(2024年9月10日 句集『風紋』より)
- 愛媛テレビ「聞ける俳句」(番記者の短き昼餉とろろ汁) 2024年9月6日)
- 愛媛新聞「季のうた」(青空を巻き込みにけり鷹柱)(2024年10月28日)
- 句集特集 広渡敬雄第四句集『風紋』特集(村上鞆彦他 沖2024年11月号)
- 共同通信 時評11月号「俳句はいま」(獣舎よりかすかな咀嚼終戦日)
- 日本の俳人100 広渡敬雄『風紋』特集(野中亮介他) (角川俳句2024年12月号)
- 「本の庭」『風紋』鑑賞(俳壇2024年12月号)
脚注
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