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御食国若狭おばま食文化館
福井県小浜市にある博物館 ウィキペディアから
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御食国若狭おばま食文化館(みけつくにわかさおばましょくぶんかかん)は、福井県小浜市にある日本初の公立の食文化博物館。
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沿革
小浜市では2000年8月より「食のまちづくり」を掲げて食資源を核とした地域振興政策を進めた[4]。2001年には「小浜市食のまちづくり条例」を制定し、産業・観光振興のみならず、広く食に関する生産・加工・文化などの各側面への総合的な取り組みを掲げた[4]。この中で、若狭国は古代には朝廷に食材を供給する御食国(みけつくに)であり、また鯖街道を通して京都に食材を供給して日本の食文化を支えたという歴史が、地域の誇りとして想起された[4]。当館は、「食のまちづくり」の拠点施設として構想されたものである[3]。
2003年9月14日から10月13日にかけて、小浜市の複数の場所を会場として、地方博覧会「若狭路博2003」が開催された。当館はメイン会場「海会場」の主要施設(マーメイドプラザ)として開設された。
2015年に大規模リニューアルが行われた[3]。
施設
若狭地方を中心として日本の食文化に関する展示を行う[3]ミュージアム、キッチンスタジオのほか、小浜の伝統工芸(若狭塗・若狭めのう細工・若狭和紙・若狭瓦)の体験・販売を行う「若狭工房」、温浴施設があり、別館にレストランがある[5]。
観光施設として知られる一方で[3]、食育推進の拠点施設である[3]。小浜市は「小浜市食のまちづくり条例」において「生涯食育」を提唱し、市内の子供が中学生までの間に一定の食育体験学習ができる「義務食育」体制を整えている[6][注釈 1]。当館のキッチンスタジオは市内の幼稚園・保育園年長児が全員参加する料理教室[3][7]に用いられる。
建築
備考
- 若狭路博2003の会期中の2003年10月4日、視覚障害者が盲導犬を連れ、補助犬啓発イベントが開催されていた会場に入ろうとしたところスタッフに止められ、またレストランでは入店を拒否される事案が発生した。のちに県と市の職員が視覚障害者に謝罪している。レストランなどの民間施設が盲導犬などの身体障害者補助犬を受け入れることを義務付けた身体障害者補助犬法第9条の規定の施行(2003年10月1日)直後であり、入店拒否が問題化した日本初の事例となった(身体障害者補助犬法参照)。
- 2017年11月14日に小浜市と立命館大学は、立命館大学食マネジメント学部(2018年度開設)の教育・研究活動の推進を目的とした連携協力に関する協定を結んだ[8]。「食のまちづくり」を掲げる小浜市の政策と[9]、立命館大学食マネジメント学部が掲げる目標が合致したもので[8]、フィールドワークのプログラム「小浜スタディ」が行われており[9][10]、当館は道の駅若狭おばまなどとともに拠点施設となっている。
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脚注
外部リンク
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