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必殺 お捜し人

小林めぐみによるライトノベルシリーズ ウィキペディアから

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必殺 お捜し人ひっさつ おさがしにん)は小林めぐみによる日本ライトノベルイラストひさいちよしき富士見ファンタジア文庫富士見書房)より1996年6月から1999年5月にかけて全9巻が刊行された。

概要 必殺 お捜し人, 小説 ...

概要

近世 - 近代ヨーロッパ風の世界を舞台に、「捜し屋」の少年ウィルが、幼なじみのマギー、バズとともに難題に挑む。考古学、紋章学、宗教、絵画芸術、オカルトなど巻ごとに異なる要素を取り込んでいる。

1 - 3巻はウィルたちの故郷である農村ヨルカ村、4巻以降は王都ゼフィッツィを拠点としてよりスケールの大きな話が展開された。

『白蛇の迷宮』あとがきによると、カナダのホームドラマ「アボンリーへの道」を観て、子供が大騒ぎして、彼らを取り巻く大人が慌てふためく話を書こう!と思ったとのこと。

同じく『世界の終末』あとがきでは「分かりやすい文章で、分かりやすい設定で、おもしろい話を」「子供向けを意識して、でも、大人でも楽しめる要素を入れよう」「「剣と魔法」じゃないファンタジー」「不思議がはっきりと肯定されるのでも、かたくなに否定されるのでもない、中途半端な、現実とよく似たこの世界」とこのシリーズについて述べている。

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主な登場人物

ウィル・ゴーダ
十二歳。祖父と二人で暮らしている「捜し屋三代目」。お調子者だが頭は切れる。自分と祖父を置いて、借金を残したまま蒸発した父を恨んでいる。
マギー・ディーバ
ウィルの幼なじみ。村長の孫娘。ウィルのことが好き。明朗快活な性格。世の恋人たちを応援する「エンゼル・ハートクラブ」主宰。
バズ・フェナット
ウィルの幼なじみ。医者の息子。勉強のし過ぎか分厚い眼鏡をかけている。マギーのことが好きで、ウィルをライバル視している。やや気弱で運動神経が鈍い。
エドウィン・ゴーダ
ウィルの祖父。考古学者兼捜し屋。仕事の都合上、王都ゼフィッツィ、南部最大の都市ヒューゴ、ヨルカ村にある三つの家を転々としている。
トリック・ゴーダ
ウィルの父。天才トレジャーハンター。
ハワード・イコナ
大学の考古学教授。その裏の顔は、現代科学を混乱させるオーパーツをこの世から抹消することを目的とする「奇蹟ハンター」。エドウィンからはなぜか「コーヒー野郎」と呼ばれている。
シンシア・ラズボーン公爵
この国でもっとも力のある人間の一人。大貴族であり資産家。ゴーダ家のスポンサー。独身の美女。子供好き。
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既刊一覧

  • 小林めぐみ(著)・ひさいちよしき(イラスト)、富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全9巻
    • 『必殺 お捜し人 白蛇の迷宮』、1996年6月20日発売[1]ISBN 4-8291-2688-4
    • 『必殺 お捜し人2 真珠の聖域』、1996年11月20日発売[2]ISBN 4-8291-2714-7
    • 『必殺 お捜し人3 妖精の奇蹟』、1997年5月20日発売[3]ISBN 4-8291-2741-4
    • 『必殺 お捜し人4 霊童の系譜』、1997年9月17日発売[4]ISBN 4-8291-2769-4
    • 『必殺 お捜し人5 名画の受難』、1998年1月20日発売[5]ISBN 4-8291-2815-1
    • 『必殺 お捜し人6 勇者の聖戦』、1998年5月19日発売[6]ISBN 4-8291-2836-4
    • 『必殺 お捜し人7 紋章の秘密』、1998年9月18日発売[7]ISBN 4-8291-2861-5
    • 『必殺 お捜し人8 虹色の財宝』、1999年1月19日発売[8]ISBN 4-8291-2793-7
    • 『必殺 お捜し人9 世界の終末』、1999年5月18日発売[9]ISBN 4-8291-2888-7

文庫未収録

脚注

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