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忘れられた人々

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忘れられた人々
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忘れられた人々』(わすれられたひとびと、スペイン語: Los olvidados)は、1950年(昭和25年)製作・公開、ルイス・ブニュエル監督によるメキシコの映画である[1][2]

概要 忘れられた人々, 監督 ...
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略歴・概要

本作は、1950年の2月、メキシコの首都メキシコシティ市内でロケーション撮影、同市内のテペヤック撮影所でセット撮影を行い、製作された[1]。メキシコ国内では同年11月9日から公開され、翌1951年(昭和26年)4月3日 - 同月20日に行われた第4回カンヌ国際映画祭に出品、ブニュエルが監督賞を勝ち取った[1]

日本では、パールハウス映画が輸入し、1953年(昭和28年)8月11日松竹洋画部との共同配給により公開された[2]。日本国内向けのビデオグラムは、1990年(平成2年)、2008年(平成20年)にそれぞれ、VHS、DVDとして発売されている[3]

2003年(平成15年)、ユネスコの「世界の記憶」に登録された。

あらすじ

不良たちのリーダー格だったハイボは、自分が感化院に贈られるきっかけとなったフリアンに復讐を誓う。ハイボたちは盲目の大道芸人ドン・カルメロを襲う。

ハイボの仲間のひとりペドロは夜遅くに帰宅したところ、母親に追い出された。彼はオヒトスという少年と出会い、彼を連れて仲間のカカリソの元へ泊りに行く。翌日、ハイボはペドロに命令してフリアンを呼び出させ、フリアンを殺害し、ペドロを脅して口封じをする。

やがてペドロは罪への意識から母親への愛情を求め、鍛冶屋に弟子入りするが、ハイボが追ってきたため、逃げざるを得なかった。また、ハイボはペドロの家に行くが、本人が不在であり、その母親と関係を結んだ。

その後、感化院に入れられたペドロは、校長の計らいにより金を授かり、お使いに出される。そこへハイボが現れて金を奪ったため、ペドロはハイボのフリアン殺しを暴露する。ハイボはペドロを殺した直後、警官に射殺された。


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スタッフ・作品データ

キャスト

クレジット順
  • ペドロの母 - エステラ・インダ英語版
  • ドン・カルメロ(盲目の大道芸人) - ミゲル・インクラン英語版
  • ペドロ - アルフォンソ・メヒア英語版
  • エル・ハイボ (あだ名は”蟹”)- ロベルト・コボ英語版
  • メーチェ - アルマ・デリア・フエンテス英語版
  • 感化院の院長 - フランシスコ・ハンブリナ
  • フリアンの父 - イエスズ・ガルシア・ナバロ (イエスズ・ナバロ)
  • カカリソ(あだ名は”あばた”) - エフライン・アラウス
  • ペロン(あだ名は”ハゲ”) - ホルヘ・ペレス
  • フリアン - ハビエル・アメスクア
  • オヒトス(あだ名は”小さな目”) - マリオ・ラミレス
  • ナレーション(ノンクレジット) - エルネスト・アロンソ

関連事項

外部リンク

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