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愛と自由を求めて

ダニー・ハサウェイのアルバム ウィキペディアから

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愛と自由を求めて』(原題:Extension of a Man)は、アメリカ合衆国R&B歌手ダニー・ハサウェイ1973年に発表したスタジオ・アルバム。ハサウェイの生前にリリースされた最後のスタジオ・アルバムである[3]

概要 『愛と自由を求めて』, ダニー・ハサウェイ の スタジオ・アルバム ...
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背景

1曲目の「神わが声をきき給う」はオーケストラによる曲で、ハサウェイ自身はクロード・ドビュッシーモーリス・ラヴェルエリック・サティといった1800年代末期から1900年代初期の作曲家、それにジョージ・ガーシュウィンからインスパイアされたと記している[4]。「神わが声をきき給う」と「アイ・ノウ・イッツ・ユー」には、当時リターン・トゥ・フォーエヴァーで活動していたスタンリー・クラークが参加した[5]

「フライング・イージー」は、ハサウェイがハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスのために書いた曲である[3]。「溢れ出る愛を」は、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズがアルバム『子供は人類の父である』(1968年)で発表した曲のカヴァー。

CDボーナス・トラックの「ロード・ヘルプ・ミー」は1971年10月11日にレコーディングされた曲で、1972年に「溢れ出る愛を」がシングルとしてリリースされた際にB面曲として発表された[1]

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反響・評価

本作に先行して1972年にシングルとしてリリースされた「溢れ出る愛を」はBillboard Hot 100で60位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで20位に達した[2]。そして、アメリカのBillboard 200では69位に達し、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは18位に達した[2]。また、1973年にはシングル「愛のすべて」がBillboard Hot 100で44位、R&Bシングル・チャートで16位に達し、「リトル・チルドレン」はR&Bシングル・チャートで67位に達した[2]

音楽評論家のジョン・ブッシュはオールミュージックにおいて「ダニー・ハサウェイの最も野心的なLP」と評している[6]

収録曲

特記なき楽曲はダニー・ハサウェイ作。1. 4. 8.はインストゥルメンタル

  1. 神わが声をきき給う - "I Love the Lord; He Heard My Cry (Parts I & II)" – 5:32
  2. いつか自由に - "Someday We'll All Be Free" (Donny Hathaway、Edward Howard) – 4:14
  3. フライング・イージー - "Flying Easy" (D. Hathaway、Walter Lowe、Franklin Moss Jr.) – 3:13
  4. ヴァルデズ・イン・ザ・カントリー - "Valdez in the Country" – 3:33
  5. 溢れ出る愛を - "I Love You More Than You'll Ever Know" (Al Kooper) – 5:23
  6. リトル・チルドレン - "Come Little Children" – 4:35
  7. 愛のすべて - "Love, Love, Love" (J. R. Bailey、Ken Williams) – 3:25
  8. 貧民街 - "The Slums" – 5:11
  9. マグダレナ - "Magdalena" (Danny O'Keefe) – 3:08
  10. アイ・ノウ・イッツ・ユー - "I Know It's You" (Leon Ware) – 5:13

CDボーナス・トラック

  1. ロード・ヘルプ・ミー - "Lord Help Me" (Joe Greene、Billy Preston) – 4:07

参加ミュージシャン

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脚注

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