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排臨

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排臨(はいりん)とは、分娩出産)の最終段階で、 分娩の際の陣痛の発作時に赤ちゃんの頭が見え、発作がやむと頭が引っ込んでしまう状態のことである。分娩第2期(いきむ段階)において、赤ちゃんが産道を通って外に出る直前の重要な瞬間である。  

特徴

陣痛のたびに赤ちゃんの頭が膣口から見えるが、陣痛が収まると少し引っ込むことがある。進行すると、赤ちゃんの頭が徐々に出てきて、陣痛がなくても引っ込まなくなる。 次の段階である発露(はつろ)になると、赤ちゃんの頭が完全に出てくる。

排臨の際に起こること

  • 会陰(えいん)への圧力増大 - 赤ちゃんの頭が出ることで会陰部が強く押され、伸びる。
  • 痛みと圧迫感の増加 - 強い圧迫感や焼けるような痛みを感じることがある。

助産師や医師のサポート

会陰の損傷を防ぐために、適切なペースでいきむように指導される。

排臨後の流れ

  1. 発露(はつろ)- 赤ちゃんの頭が完全に出る状態。
  2. 娩出(べんしゅつ) - 肩や体が順番に出てきて、赤ちゃんが誕生する。

会陰切開が必要な場合

排臨時に会陰が強く伸びるが、裂傷を防ぐために会陰切開が行われることがある。  

  • 赤ちゃんが大きい場合  
  • 分娩が長引いて母体が疲れている場合  
  • 会陰が十分に伸びず裂傷のリスクが高い場合

排臨は、赤ちゃんが生まれる直前の重要な瞬間であり、適切な呼吸といきみ方でスムーズな出産が促される。

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