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救世軍士官学校

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救世軍士官学校
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救世軍士官学校(きゅうせいぐんしかんがっこう)は、東京都杉並区和田にある、救世軍士官養成機関

概要 救世軍士官学校, 国公私立の別 ...

概要

救世軍の士官を訓練・養成する全寮制の学校で、訓練期間は2年間。卒業すると中尉に任命される。入学可能な年齢は原則として18歳から48歳までで、召命の確信があり、救世軍の小隊長、または教会の牧師の推薦が必要。入学までに救世軍に転会し、救世軍士官として奉仕する意志があれば、救世軍以外の教会員も出願可能。救世軍士官は士官同士でしか結婚できない規定となっているため、既婚者の入学志願者は夫婦そろって志願する必要がある。

通常の神学校のような神学教育に加え、社会福祉についての学習、英会話やブラスバンドタンバリンなどの実習、「ときのこえ発射」と呼ばれる機関紙「ときのこえ」の訪問販売活動などがあるのが特徴。

沿革

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「敢為の学年」の新士官任命式(1936年)

1895年(明治28年)にエドワード・ライト大佐らが日本開戦を行った直後から士官教育が始まり、1906年(明治39年)市谷に校舎を新築(のち渋谷に移転)[1]1919年(大正8年)矢吹幸太郎少佐が日本人初の士官学校校長となった[2]

1940年(昭和15年)に救世軍が官憲の弾圧を受けて「日本救世団」と改称した際に救世軍士官学校も救世学院、さらに東光学院と改称し、1943年(昭和18年)には日本東部神学校への統合により廃校となった[3]

戦後まもなく日本の救世軍は活動を再開し、1947年(昭和22年)に戦後第一期の開校と士官候補生歓迎会を行った。1961年(昭和36年)に訓練期間をそれまでの1年から2年に延長し、各地の小隊での実地訓練の機会を増やす改革を行った[4]

1963年(昭和38年)に士官学校は渋谷から現在地に移転し、献堂式で東京都知事(代理)と藤田たき(津田塾大学学長)から祝辞が寄せられた[5]

1980年代以降は志願者ゼロの年が複数年あり、救世軍にとって次世代を担う士官養成は大きな課題となっている[5]

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著名な出身者

脚注

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参考文献

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関連項目

外部リンク

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