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文字禍

中島敦の小説 ウィキペディアから

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文字禍』(もじか)は、中島敦短編小説掌編小説)。1942年(昭和17年)に発表された中島のデビュー作の一つである。アッシリアの碩学ナブ・アヘ・エリバ博士が、「文字の精霊」が人間に及ぼす災いについて研究するうち分析的思考や文字そのものへの否定にまで陥り、アッシュールバニパル王に進言するものの認められず、最後には「文字共の凄まじい呪の声」とともに落ちかかってきた書物(粘土板)の下敷きとなり圧死してしまうという物語である。

概要 文字禍, 作者 ...

初出時は、他1篇「山月記」と共に「古譚」の題名で総括され、深田久弥の推薦により『文學界』1942年2月号に掲載された[1]。同年7月に筑摩書房から刊行された単行本『光と風と夢』に収録された際には、「山月記」「狐憑」「木乃伊」と合わせた連作「古譚」として収録された[2]

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おもな収録書籍

中島敦の作品集

アンソロジー収録

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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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