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新マニラ国際空港

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新マニラ国際空港 (しんマニラこくさいくうこう、: New Manila International Airport, NMIA) は、フィリピンブラカン州西部で建設中の国際空港である。ブラカン国際空港 (: Bulacan International Airport) とも呼ばれる。

概要 新マニラ国際空港Bagong Paliparang Pandaigdig ng Maynila New Manila International Airport, 概要 ...
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概要

要約
視点

フィリピン島国であり、国内輸送には航空、海運が欠かせない。2010年頃よりセブ・パシフィック航空などの格安航空会社の台頭により、航空需要は急増している[4]

首都マニラにあるニノイ・アキノ国際空港は設備が古く、旅客・貨物処理能力の不足による慢性的な混雑、4つの旅客ターミナルが離れており、空港アクセスも悪いため、利用者からの評判は良くなかった。2013年の調査では、世界の空港で最下位にランキングされた[5]が、2014年の調査では最下位から4番目に改善している[6]

建設地の検討

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マニラ首都圏周辺の民間空港

新空港の建設、移転問題に関し長い間議論されてきたが、フィリピンの大統領が代わるたびに、新空港計画も変わっていった。

アロヨ政権(2001-2010)は、マニラの北方約90kmにあるクラーク国際空港を整備[7]、父の名であるディオスダド・マカパガル国際空港へと改名した[8]

アキノ政権(2010-2016)は、改名前のクラーク国際空港に戻し、父の名であるニノイ・アキノ国際空港の改修[9]、第3ターミナルの全面開業[10]、滑走路増設計画[11]などを実施してきた。

ドゥテルテ政権(2016-2022)は、Build! Build! Build!英語版のスローガンのもと、インフラ整備に力を入れた。2019年9月、ブラカン州の新空港建設プロジェクトに関しサン・ミゲルと契約した[12]ニノイ・アキノ国際空港の拡張事業も承認したが[13]、白紙化された[14]

マルコス政権(2022-)は、交通インフラの整備を重点政策の一つとして掲げているが、クラーク国際空港の拡張、アクセス鉄道建設(南北通勤鉄道)を最優先とさせている[15]。更には、ブラカン新空港周辺地域の経済開発事業法案に対し、拒否権を発動させた[16]。これに対しサンミゲルは、開発計画は変更しない方針を明らかにしている[17]ニノイ・アキノ国際空港を、フェルディナンド・E・マルコス国際空港へ改名する法案も提出されている[18]

ニノイ・アキノ国際空港の代替候補案として、JICAなどから下記の地点が挙げられていた。

建設

2019年9月、新空港建設に関し、フィリピンのコングロマリットサン・ミゲル官民パートナーシップ英語版契約が結ばれた[12]マニラ首都圏北部のブラカン州の海上、マニラ湾を埋め立てて建設することとなった。

空港概要
  • 総事業費 : 7,356億ペソ(約130億ドル
  • 総敷地面積 : 2,500ヘクタール
  • 滑走路 : 4本
  • 年間利用者数 : 3,500万人(開港時)

2027年の開港を目指している。

財源確保のために、ニノイ・アキノ国際空港の用地を売却する案も出されている[22]

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空港アクセス

脚注

関連項目

外部リンク

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