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新釈諸国噺

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新釈諸国噺』(しんしゃくしょこくばなし)は、太宰治の作品集。12編の短編から成る。1945年(昭和20年)1月27日、生活社より刊行された。定価は2円60銭だった[1]

概要 新釈諸国噺, 著者 ...

井原西鶴の著作に取材し、太宰独特の趣向を凝らしている。太宰は冒頭の「凡例」で次のように述べている。

「わたくしのさいかく、とでも振仮名を附けたい気持で、新釈諸国噺といふ題にしたのであるが、これは西鶴の現代訳といふやうなものでは決してない。(中略) 西鶴は、世界で一ばん偉い作家である。メリメモオパツサンの諸秀才も遠く及ばぬ。私のこのやうな仕事に依つて、西鶴のその偉さが、さらに深く皆に信用されるやうになつたら、私のまずしい仕事も無意義ではないと思はれる」

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収録作品

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6.「裸川」の雑誌掲載時のタイトルは「新釈諸国噺」だった。はしがきの部分はのちに本書の「凡例」として用いられた。
7.「義理」の雑誌掲載時のタイトルは「武家義理物語(新釈諸国噺)」だった。
8.「女賊」の雑誌掲載時のタイトルは「髭候の大尽」だった。
11. 妻の津島美知子は、「遊興戒」は「奇縁」という作品を改題、書き改めたものではないかと憶測している[2]。「奇縁」の掲載誌は現在も不明である。

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脚注

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