暑気払い

暑気払い（しょきばらい）は、「暑さをうち払う」を意味する言葉であり^[1]、冷たい食べ物や飲み物、漢方を摂取したり^[2][3]、プールや海水浴で、体に溜まった熱気を取り除くことである^[1][2]。現代では、もっぱら宴会を開くことが多い^[1]が、「夏の暑さを払いのける」ためのものであることから、必ずしも宴会を意味するとは限らない^[2][3]。

時期

暑気払いの時期は明確に決まっておらず^[2][3][1]、「季節が春から夏に変わって暑さを感じはじめたころから、秋らしい涼しさが訪れるころまで」とされる^[2]。

飲食物

現代では、麦（冷や麦やそうめん、ビール）や夏が旬の食べ物（スイカやキュウリ、ゴーヤなど）を食べることが多いが^[1][3]、江戸時代には、暑気払いとして枇杷葉などの生薬を混ぜた「枇杷葉湯」が飲まれていた^[4]。また、同時代には「みりんを焼酎で割った「本直し」を暑気払いの栄養補給として飲む風習があった」ともいわれる^[5]。

別名

夏が暑くなると売上が増す業界（清涼飲料や冷菓など）において、暑気が失せると売上が下がるために、逆の表現である“暑気寄せ”（しょきよせ）、“暑気乞い”（しょきごい）と称されることもある^[要出典]。

関連項目

• ビアガーデン