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最近傍補間

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最近傍補間
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最近傍補間(さいきんぼうほかん、英語: Nearest-neighbor interpolationproximal interpolation、または状況によっては point sampling とも呼ばれる)は、 1次元以上の多変量補間英語: multivariate interpolationを行う単純な方法である。

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1次元データセット(赤い点)上の最近傍補間(青い線)
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一様2Dグリッド(黒点)上の最近傍補間。各色付きセルは、そのセル内の黒点がすべての点の最も近い黒点となる領域を示す。

補間は、ある空間内の任意の点における関数の未知の値を、その周囲(近傍)の点における関数の既知の値に近似する問題である。 最近傍アルゴリズムは、最も近い点の値を選択し他の近傍点の値を全く考慮しないため、区分的に定数の補間値が得られる [1]。 このアルゴリズムは実装が非常に簡単で、リアルタイム3Dレンダリングにおいて(通常はミップマッピングと組み合わせて) テクスチャ面の色値を選択するために広く使用されている [2]

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ボロノイ図との関連

ボロノイ図は、空間内の与えられた点の集合に対して、各点に対応するセルに空間を分割したものである。 空間内のどの位置においても、最も近い与えられた点がセル内に存在するように分割される。 これは、与えられた点における関数の値を、セル内のすべての点に割り当てる最近傍補間と同等である [3] 。 右側の図は、セルの形状を色で示したものである。

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最近傍補間と他の1次元および2次元補間の比較。 黒のドットは補間されたポイント、赤/黄/緑/青のドットは隣接するサンプルを表す。各ドットの高さはそれぞれの値を示す。
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2D内のランダムな点 (黒い点) のセットの最近傍補間の例のボロノイ図

畳み込み、他の方式との比較

画像などの直交格子(英語: cartesian grid)が対象の場合、最近傍補間は、次のカーネル関数との畳み込みを適用することで求めることもできる [4]

以下は各方式のカーネル関数の比較である。

さらに見る 方式, カーネル関数 ...
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関連項目

脚注

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