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木村素衛

日本の哲学者・教育学者 ウィキペディアから

木村素衛
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木村 素衛(きむら もともり、1895年3月11日 - 1946年2月12日)は、日本哲学者教育学者

概要 人物情報, 生誕 ...

経歴

1895年、石川県生まれ。京都帝国大学哲学科選科を卒業。卒業後は、広島高等師範学校教授となった。1940年、学位論文『実践的存在の基礎構造 教育哲学の考察に向けられたるフイヒテ哲学の一つの研究』を京都帝国大学に提出して文学博士の学位を取得。同1940年に京都帝国大学教授となり、教育学を担当した[1]

研究内容・業績

  • 京都学派の一翼を形成し[2]、教育学の哲学的基礎づけを行った。
  • 多くの教育者や社会事業家と親交を持ち、彼らに影響も与えている。例えば、戦後近江学園を創設した池田太郎糸賀一雄らとの親交ならびに影響が知られている[3]

著書

  • フィヒテ弘文堂書房 (西哲叢書) 1937
  • 『フィヒテ第七章』弘文堂 1937
  • 『国民と教養』弘文堂(教養文庫)1939
  • 『表現愛』岩波書店 1939
  • 独逸観念論の研究』弘文堂 1940
  • 『形成的自覚』弘文堂 1941
  • 『国民教育の根本問題』目黒書店(教学新書)1941
  • 『美のかたち』岩波書店 1941
  • 『草刈籠』弘文堂 1942
  • 『日本文化発展のかたちについて』生活社(日本叢書)1945
  • 『教育学の根本問題』黎明書房(精神科学選書)1947
  • 『雪解 随筆集』能楽書林 1947
  • 『教育と人間』弘文堂 1948
  • 『花と死と運命』弘文堂(アテネ文庫)1948
  • 『国家に於ける文化と教育』岩波書店 1948
  • 『紅い実と青い実』弘文堂(アテネ文庫)1949
  • 『魂の静かなる時に』弘文堂 1950
  • ミケルアンヂェロ』弘文堂(アテネ文庫)1950
  • 『表現愛と教育愛』木村素衛先生論文集刊行会 1966
復刊
  • 『魂の静かなる時に』一灯園灯影舎(灯影撰書)1989
  • 『表現愛』こぶし文庫 1997.9
  • 『美の形成』こぶし文庫 2000.7
  • 『美のプラクシス』京都哲学撰書 燈影舎 2000.7

翻訳

  • カント著作集 第13 一般歴史考』岩波書店 1926
  • フィヒテ『全知識学の基礎』岩波書店 1931 のち文庫

脚注

参考文献

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