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校讐通義
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『校讐通義』(こうしゅう つうぎ)は、中国・清朝の考証学者である章学誠の著述。いわゆる校讐学に関する文献で、『文史通義』と共に、章学誠の主要な著作の一つとされている[1][2]。
概要
もと4巻であったが、盗難で1巻が亡失したため、現存するのは3巻。乾隆44年(1779年)の成立。
章学誠の提唱した「校讐学」は、正確な原文を得るために経籍数種の異本を比較して考証するもので、方法としては古写本、古版本、古類書引用の文、古注、金石、文法・句法、古韻などによって推論・帰納する[3]。いわば目録学や書誌学に近似した学問分野である[4]。
とりわけ章学誠が強調するのは「単に書物を羅列して分類を施すのみならず、その書物の源流や系統を見極めて行わなければならない」とする点であり、「その分類はそれ自体が一個の述作たらなければならない」とする[5]。このように本書は、古典籍の研究と、その結果としての分類について、それが如何にあるべきかということを、理論的に述作したものである。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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