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桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?

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桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』(きりたにさん ちょっそれくうんすか!?)は、ぽんとごたんだによる日本漫画作品。『月刊アクション』(双葉社)において、2016年2月号から[1]2018年4月号まで連載。その後、『漫画アクション』(同社刊)に移籍して、2018年8号から連載中[2]

概要 桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?, ジャンル ...
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概要

タイトルにある「桐谷さん」は本作のヒロイン。ジャンルは雑食系グルメコメディ。一話完結形式で、各話サブタイトルは基本的に「○食め ちょっ、それ○○すか?」という形式に統一されているが例外もある。

作者であるぽんとごたんだは、漫画onWeb主催漫画賞「第7回ネーム大賞」に同タイトルの作品(ネーム)を投稿。審査の際、双葉社編集が「僕の中では一番面白かった。ちょっといじって連載とかにしちゃえるかな」[3]とコメント。漫画onWeb代表者である佐藤秀峰も「(この編集に)ご連絡したいときは僕にご一報ください。お繋ぎします」[3]と後押ししたことで、作者から編集にコンタクトを取る流れとなった。漫画賞としては一次審査通過という結果に留まったが、これをきっかけとして約3か月後の『月刊アクション』に初掲載を果たす。

ストーリー

主人公・桐谷 翔子は容姿端麗、勉強もでき性格もよく学校の人気者だが、実は珍食材に興味津々、学校の飼育小屋の動物やカエル・ヘビはじめ変わったものを食べることばかり考えている女子高生。高校教師・榊 伸一(さかき しんいち)や同級生を巻き込みながら食欲と探求欲を満たしていく。

登場人物

要約
視点

主要人物

桐谷 翔子(きりたに しょうこ)
芝蘭(しらん)高校生一年→二年。雑食同好会だが部長。容姿端麗で頭も性格も良く学校の人気者。しかし兄の影響あってか子供の頃から食べ物への興味が並大抵ではなく、何でも食べてみたくなる性格。天性のコミュ力を武器に人脈網を広げまくり珍しい食材を調達(自ら捕獲する事も)、調理、実食する日々。いつしか彼女の周りには同士や珍食材、タレコミなど自然と集まるようになっていった。食べられれば躊躇なくナマで食す危険な癖があり毎度注意される。獣、深海魚、爬虫類等を調理するだけあって、料理の技量は非常に高い。調理は主に理科室か榊のアパートで行う。天然なのか食材の睾丸や生殖器の名称、下ネタにしか聞こえないコメントを無邪気に口にしては周りを困惑させる。好きな味付けは素材の味を活かすため塩のみ。
榊 伸一(さかき しんいち)
芝蘭高校教諭。部活の顧問は生物部だったが雑食同好会も兼任。翔子とは親友の妹であり旧知の仲。翔子の雑食に無理やりつき合わせられるが、食材に対する解説やアドバイス、コーディネートも行う試食兼ツッコミ担当。たまの休日も翔子に管理され、引率か運転手として同行させられる。実家の近所のアパートで一人暮らし。愛車は通称「クジラ」の、後期型の60系トヨタ・クラウンセダン。

芝蘭高校生徒

雑食同好会

桐谷さんが二年昇級とともに発足。榊󠄀を強制的に顧問に仕立てる。

泡瀬 クリス(あわせ くりす)
翔子の同級生。父がアメリカ人、母が日本人のハーフ。美人で金髪でグラマーな腐女子。喫茶店経営者で食物相性研究家である祖母の影響もあり、翔子に勝るとも劣らない珍食家。
楢崎 圭辰(ならさき けいたつ)
二年生で翔子たちと同じクラスとなり、榊󠄀は一年時から担任。野球部(運動推薦で入学)のエース。父がミャンマー人クォーター、母が長野出身で昆虫食に理解がある両親から生まれた虫食サラブレッド。自身が大食いで兄弟が多い故、家計の食費節約のため昆虫を採取して弁当などの食材としている。昼食時は周りに気を遣い人気の無い処で一人で食べてる。
豊島(としま)
翔子とは一年生からのクラスメイト。通称トシちゃん(名前は未だ不明)。家が精肉店「にくのトシマ」を経営している関係で、一般には出回らない希少な部位を入手でき翔子に提供する。同好会メンバーの中では一般的感覚を備えた存在で、自らは発信せず周りに巻き込まれ翻弄されるタイプ。榊󠄀曰く、翔馬と翔子に振り回されてきた自分に似ている。
楢崎 涼(ならさき りょう)
新一年生で圭辰の妹。楢崎家で虫を食べるのは父と兄だけとの事。受験勉強を看てくれた翔子に憧れて芝蘭に入学する。あまり雑食性は無いのだが、憧れの翔子の為ならばと健気に雑食の道に染まっていく。小清水の事が嫌い。
小清水 秋広(こしみず あきひろ)
一年時の翔子のクラスメートで学級委員。一見真面目そうだが実はムッツリスケベ。翔子に邪念を抱いているが、回が進むごとに翔子に邪念を抱くことを愚かしく感じ、翔子の雑食に理解を示し珍食材を提供。よく鼻血を出す。同好会発足時は他のクラスだったからか、勧誘されておらず部員なのかは不明。妹が二人いる。

生物部

顧問は榊󠄀で理科室が部室扱い。部員は少ないが活動やコンクールの表彰を評価され存続が認められている。

八重樫(やえがし)
翔子達と同学年。理科室に入り浸る翔子が邪魔で疎まく思っており、ヤモリを食べてた翔子に激高する。仲直りにとバッタ入りの昆虫チョコを貰うが食べずに一舐めしただけ(本人は食べたと主張)。実は榊󠄀の事が好きであり、幼馴染みで付き合いの長い翔子に嫉妬している。同好会のクビアカツヤカミキリの捕獲には全く興味は無かったが、生物部員として自然の形態を壊す害虫と見るや捕獲に尽力。虫感ゼロで美味しそうなタエお手製カミキリムシピザには抗えず食べながら涙した。
三門宗太郎(みかど そうたろう)
三年生、生物部部長。生き物大好き。桐谷と榊󠄀がトッケイヤモリを食べていた際、生物学の新たなアプローチだと感銘を受ける。卒業時、生物部の存続を危惧してか雑食同好会との合併を発案するが八重樫さんに即却下される。
佐竹(さたけ)
高校デビューが裏目となって周りから不良扱いされてしまうが本人曰く陰キャ。カワイイものが好き。翔子と一緒に穴熊を捌いて食べた事がきっかけで生物部に入部。

科学部

科学的観点から食に関する実験を行い「科学飯」を追求している。余りにも奇天烈な実験が多く顧問も頭を抱えてる。こっそり生物部の動物に手を出した前科アリ。

入倉 学(いりくら まなぶ)
三年生、科学部部長。片目が常に隠れてて常時マスクを着用。数々の科学コンクール入選や論文発表で高校生ながら科学界から高い評価を得ている。科学を食に応用すべく研究を重ねている。最近の研究テーマは「へそのゴマでチーズは作れるか?」
入倉 習(いりくら ならえ)
新一年生で学と入れ替わりで入った妹。兄とは違ってかなりのドジっ娘。マスクの色は黒。

キノコ大好きクラブ

キノコが大好きな木村と沼口の手により生まれたワンダーフォーゲル部の裏の顔。

木村(きむら)
三年生、ワンダーフォーゲル部と名を偽った「キノコ大好きクラブ亅の部長。山々を巡りまだ見ぬ菌類を追い求めてる。キノコの被り物を脱ぐとさわやかイケメン。クリスを通じて翔子の水着写真を手に入れるほど翔子のファン。卒業後、キノコ大好きクラブの総本山がある大学へ進学。
沼口(ぬまぐち)
キノコ大好きクラブ副部長。目隠れギザ歯で見るからに怪し過ぎる。キノコの被り物を脱いでもマッシュルームヘアで殆ど変わりがない。
石月(いしづき)
純粋に山登りがしたくて入部した一年生。騙されたと感じキノコ嫌いになるが木村と和解後、一時的だがキノコ好きとなる。先輩達の影響でトシちゃん家の庭に生えてきたオニフスベを一目で分かるほどキノコに詳しくなった。翔子等と同級生。

生徒会

富士 薫(ふじ かおる)
芝蘭高校生徒会長。最初は翔子達の同好会発足を不毛としたが、理解を示し雑食同好会を認める。出された馬の逸物にも動じず、うんちくを交えながら食している。堅物そうだか意外とノリが良い。

教員

神宮司 義郎(じんぐうじ よしろう)
芝蘭高校校長。日本史専攻。人格者で愛鯉家。学校で飼育してる鯉を捕食しようとした翔子と遭遇。翔子の雑食に理解を示し、深い知識 から翔子に珍食材を提供する。通称鯉男爵。
明里先生(あかり先生)
榊がひそかに恋心を抱く品行方正な女性教師。偶然にも榊󠄀の住むアパートの隣の部屋に越して来る。榊の祖父に感化されて雑食に興味を持ち狩猟免許を取得。食と生き物の関係を考えるようになり自宅でハクビシン、ウミヘビを調理するまでに至る。
屋敷先生(やしき先生)
料理部顧問。過去に料理部から見放した翔子を気に掛けてる。誤って虫料理を口にし卒倒。防衛本能が働いたか記憶から抹消される。
岸先生(きし先生)
理科(化学)教師、科学部顧問。入倉兄から妹を託される。

親族

桐谷 翔馬(きりたに しょうま)
翔子の兄。榊の同級生であり親友。根っからの風来坊で、いつもどこかを旅している。妹思い、友達思いで旅先から珍食材を贈ってくる。
泡瀬 タエ(あわせ たえ)
クリスの祖母。喫茶店「カフェ・ド・アワセ」の経営者で味の伝道師。年の功か翔子と榊󠄀の事を知ってた模様。孫だけじゃなく翔子達にも珍食材や珍料理、キッチンなど提供する。年齢不詳。明らかに二頭身程しかないのに、キッチンカーやバイクを運転する。
藤 伸之介(ふじ しんのすけ)
伸一の祖父。島根在住。山奥で農業の傍ら、獣対策で狩猟も行う農家兼猟師。自ら捌いた獣肉を伸一の実家や後に翔子にも送ってくる。
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書誌情報

  • ぽんとごたんだ『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』双葉社〈アクションコミックス〉、既刊19巻(2025年4月24日現在)
    1. 2016年9月12日発売[4]ISBN 978-4-575-84847-2
    2. 2017年3月11日発売[5]ISBN 978-4-575-84942-4
    3. 2017年8月10日発売[6]ISBN 978-4-575-85015-4
    4. 2018年3月12日発売[7]ISBN 978-4-575-85122-9
    5. 2018年8月28日発売[8]ISBN 978-4-575-85201-1
    6. 2019年1月28日発売[9]ISBN 978-4-575-85262-2
    7. 2019年8月28日発売[10]ISBN 978-4-575-85344-5
    8. 2020年2月28日発売[11]ISBN 978-4-575-85413-8
    9. 2020年6月26日発売[12]ISBN 978-4-575-85461-9
    10. 2020年12月26日発売[13]ISBN 978-4-575-85531-9
    11. 2021年6月28日発売[14]ISBN 978-4-575-85596-8
    12. 2021年11月27日発売[15]ISBN 978-4-575-85662-0
    13. 2022年5月26日発売[16]ISBN 978-4-575-85722-1
    14. 2022年10月27日発売[17]ISBN 978-4-575-85773-3
    15. 2023年4月27日発売[18]ISBN 978-4-575-85840-2
    16. 2023年10月26日発売[19]ISBN 978-4-575-85904-1
    17. 2024年5月28日発売[20]ISBN 978-4-575-85971-3
    18. 2024年10月24日発売[21]ISBN 978-4-575-86020-7
    19. 2025年4月24日発売[22]ISBN 978-4-575-86084-9
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脚注

外部リンク

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