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欧州合同軍
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欧州合同軍(おうしゅうごうどうぐん、英語:Eurocorps)は、フランス・アルザス地方のストラスブールに駐留する約1,000人の兵士を本部とする政府間の軍隊である。同合同軍は1992年5月に本部が設置され、1993年10月に活動を開始、1995年に作戦を宣言した。その核となるのが、1987年に設立されたドイツ・フランス合同旅団である[1]。2004年に締結されたストラスブール条約が2009年2月26日に発効したことにより、欧州合同軍は正式な法的根拠を得た[2]。
欧州合同軍は現在、EUレベル(共通安全保障防衛政策(CSDP))では設立されておらず、例えばCSDPの常設協力(PESCO)のプロジェクトではない。しかし、欧州連合条約(TEU)第42条3項に基づき、多国籍軍として利用できる場合には、欧州合同軍とその資産はCSDPの実施に貢献することができる。
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参加国
合同軍には5カ国が加盟国として参加している[3]。条約では、既存のユーロコープ加盟国の承認を条件に、欧州連合加盟国であればユーロコープ加盟国になることができる[4]。
さらに、4つの国が準加盟しており、そのためスタッフに人員を提供することを約束している[5] [6]。ポーランドは2010年に加盟が認められた。これは2016年1月1日から有効になる予定であった[7]が、2017年1月に延期された[8]。しかし、2015年のポーランドの選挙で政権が交代したことにより、正加盟への申請が取り下げられ、準加盟のままとなった[9]。2003年2月25日、オーストリアとフィンランドが条約を締結し、団の本部にスタッフを派遣できるようになった[10]。フィンランドは2005年まで、オーストリアは2011年まで合同軍の準加盟国であった[11]。ルーマニアは2016年4月に準参加国となった[12] [13]。また、オランダとイギリスは、合同軍本部に連絡将校を派遣している[14] [15]。
参加国
準参加国
元準参加国
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派遣実績
合同軍は:
組織
恒常的な上部組織がなく、部隊を派遣している5ヶ国の国防および外務担当大臣の協議によって派遣先が決定される。派遣先の決定には、国際連合や欧州連合の要請が大きな要素となる。なお、指揮時に使用する言語は、英語となっている。
- 司令部
- 軍の司令部所在地はフランス・ストラスブール。
- 部隊
- ドイツ・フランス合同旅団(フランス・ドイツ合同旅団)は、欧州合同軍のみの指揮下にあり、両国ないし各国の独自の指揮下にない。他の部隊は、欧州合同軍の指揮下にあると同時に各国の独自の指揮下にもある。
- ドイツ・フランス合同旅団(フランス・ドイツ合同旅団)
- フランス軍2個旅団
- ドイツ軍2個旅団
- ベルギー軍2個旅団
- スペイン軍1個師団(3個旅団基幹)
- ルクセンブルク軍1個中隊
- ポーランド軍1個旅団
歴代司令官
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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