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正則グラフ
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正則グラフ(せいそくグラフ、英: regular graph)は、グラフ理論において、各頂点の隣接する頂点数が全て同じであるようなグラフである。すなわち、全ての頂点の次数が等しい。頂点の次数が k の正則グラフを 「k-正則グラフ」または「次数 k の正則グラフ」と呼ぶ。
次数2までの正則グラフの分類は容易である。0-正則グラフは連結されていない頂点で構成され、1-正則グラフは連結されていない辺で構成され、2-正則グラフは連結されていない閉路で構成される。
3-正則グラフは立方体グラフとも呼ばれる。
正則グラフのうち、隣接する2つの頂点に共通する隣接点が常に同じ l 個で、隣接しない2つの頂点に共通する隣接点が常に同じ n 個となっているものを強正則グラフという。正則だが強正則でない最小のグラフは、6頂点の閉路グラフかつ循環グラフである。
完全グラフ は任意の について強正則である。
クリスピン・ナッシュ=ウィリアムズの定理によれば、2k+1 個の頂点から成る k-正則グラフには必ずハミルトン路がある。
- 0-正則グラフ
- 1-正則グラフ
- 2-正則グラフ
- 3-正則グラフ
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代数的属性
要約
視点
あるグラフの隣接行列を A とする。そのグラフが k-正則であることは、ベクトル が固有値 k に属する A の固有ベクトルであることと同値である[1]。他の固有値に対応した固有ベクトルは と直交なので、そのような固有ベクトル について が成り立つ。
次数 k の正則グラフが連結していることと、固有値 k の重複度が1であることは同値である[1]。
正則な連結グラフの判定基準も存在する。グラフが連結かつ正則であることと、 である行列 J がそのグラフの隣接代数(Aの冪乗の1次結合)にあることは同値である。[要出典]
グラフGはk-正則グラフで、直径D、隣接行列の固有値群は とする。Gが2部グラフでないなら、次が成り立つ。
ここで である。[要出典]
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生成
正則グラフを生成するソフトウェアとして GenReg がある[2]。
脚注
関連項目
外部リンク
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