トップQs
タイムライン
チャット
視点

正則グラフ

ウィキペディアから

正則グラフ
Remove ads

正則グラフ(せいそくグラフ、: regular graph)は、グラフ理論において、各頂点の隣接する頂点数が全て同じであるようなグラフである。すなわち、全ての頂点の次数が等しい。頂点の次数が k の正則グラフを 「k-正則グラフ」または「次数 k の正則グラフ」と呼ぶ。

次数2までの正則グラフの分類は容易である。0-正則グラフは連結されていない頂点で構成され、1-正則グラフは連結されていない辺で構成され、2-正則グラフは連結されていない閉路で構成される。

3-正則グラフは立方体グラフとも呼ばれる。

正則グラフのうち、隣接する2つの頂点に共通する隣接点が常に同じ l 個で、隣接しない2つの頂点に共通する隣接点が常に同じ n 個となっているものを強正則グラフという。正則だが強正則でない最小のグラフは、6頂点の閉路グラフかつ循環グラフである。

完全グラフ は任意の について強正則である。

クリスピン・ナッシュ=ウィリアムズの定理によれば、2k+1 個の頂点から成る k-正則グラフには必ずハミルトン路がある。

Remove ads

代数的属性

要約
視点

あるグラフの隣接行列A とする。そのグラフが k-正則であることは、ベクトル 固有値 k に属する A固有ベクトルであることと同値である[1]。他の固有値に対応した固有ベクトルは と直交なので、そのような固有ベクトル について が成り立つ。

次数 k の正則グラフが連結していることと、固有値 k の重複度が1であることは同値である[1]

正則な連結グラフの判定基準も存在する。グラフが連結かつ正則であることと、 である行列 J がそのグラフの隣接代数Aの冪乗の1次結合)にあることは同値である。[要出典]

グラフGはk-正則グラフで、直径D、隣接行列の固有値群は とする。Gが2部グラフでないなら、次が成り立つ。

ここで である。[要出典]

Remove ads

生成

正則グラフを生成するソフトウェアとして GenReg がある[2]

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads