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殻斗果
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定義
果実のうち、堅く木化した果皮が1個の種子を包み、裂開しない果実は堅果とよばれる[4][5][6][7][8]。ブナ科の堅果は、一部または全体が殻斗で覆われており、殻斗と合わせて殻斗果とよばれる[2][3][9]。殻斗とは、花(雌花)の集まりの基部にある特殊化した葉(総苞片)が木化・合着した構造である[9][10]。クリなどでは3個の堅果が(下図2a)、ブナなどでは2個の堅果が(下図2b)、スダジイなどでは1個の堅果が(下図2c)殻斗で完全に包まれているが、クヌギ、コナラ、シラカシなどでは1個の堅果の基部側のみが殻斗で包まれている[11][12](下図2d, e)。クリなどの殻斗はいがで覆われ(下図2a)、ブナやクヌギ、カシワ、アベマキなどでは苞の先端が癒合せずに殻斗がささくれており(下図2b, c)、コナラやマテバシイなどでは殻斗表面が鱗片状(下図2d)、シラカシやアラカシなどでは殻斗表面に環状模様(下図2e)を形成している[11][12]。
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ギャラリー
トゲガシ属
- ゴールデンチンカピン (Chrysolepis chrysophylla)
- ブッシュチンカピン
ノトリトカルプス属
- タンオーク (Notholithocarpus densiflorus)
- ヨーロッパブナ
- ラウリ (Nothofagus alpina)
脚注
関連項目
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