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母が教えてくれた歌 (アイヴズ)

チャールズ・アイヴズが1895年に作曲した歌曲 ウィキペディアから

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母が教えてくれた歌 (ははがおしえてくれたうた、英語: Songs my Mother taught me) は、チャールズ・アイヴズが作曲した歌曲。歌詞は、有名なドヴォルザークの同名の歌曲『母が教えてくれた歌』と同じだが、それをナタリー・マクファーレンが英訳したものを用いている。

概要

1895年ピアノ伴奏用の歌曲としてアイヴズが作曲した[1]1922年にアイヴズは自身の歌曲をまとめて私家版として『114の歌』を出版したが、その中の108番が『母が教えてくれた歌』である[2][注 1]1903年頃には、作曲者自身の手で室内楽曲に編曲されている。

曲の構成

変形有節歌曲形式変ホ長調、4分の3拍子、ラルゴ[2]

アイヴズというと、不協和音トーン・クラスター無調複調ポリ・リズム、互いに無関係な音楽要素の多層的・同時的構造、ポピュラー・ソングやアメリカ民謡の引用というイメージを抱きがちだが、アイヴズの初期の作品であるため、この『母が教えてくれた歌』はいたって普通の歌である。ドヴォルザークの『母が教えてくれた歌』と異なり、ロマンティックでノスタルジックな曲調が最後まで続く。全ての歌詞を歌い終わったあと、最初に戻って初めの2行だけが再度歌われて静かに終わる[2]

歌詞

ドヴォルザークの同名の歌曲『母が教えてくれた歌』(『ジプシー歌曲集』第4曲) と同じく、チェコ作家詩人アドルフ・ハイドゥーク英語版が原詩だが、ナタリー・マクファーレン (Natalie Macfarren, 1826 - 1916) による英訳を用いている[1]

さらに見る 歌詞 (英語), 対訳 ...

作曲時期

1895年に書かれた[1]

編曲

1903年ころになって、アイヴズ自身がこの曲をもとに室内楽作品に編曲している[1]。ただし、タイトルは『錯乱の古き歌』(英語: An Old Song Deranged) に変えられている[1][注 2]

脚注

参考文献

外部リンク

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