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池塘
湿原の泥炭層にできる池沼 ウィキペディアから
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池塘、地塘、池溏(ちとう)は、湿原の泥炭層にできる池沼である[1][2][3][4][5]。


概要
高層湿原が形成される過程において、堆積した泥炭層の隙間が水で涵養された部分ができる。これが池塘であり、周囲とは隔絶された環境であるため、独特の生物相ができる。池塘と池塘の間は地上、地下の水路でつながり、時に泥炭層の一部が浮島として浮遊することもある。
「塘」は池沼の堤を[6] 、「池」は池沼の水をそれぞれ指すという説もある[5]。池溏とは泥炭地にある比較的浅い自然の池のことであり、地塘はその池の堤を指すと国立環境研究所は記している[7]。広辞苑第二版は池塘を「いけのつつみ」としている[8]。中国語の「池塘」は日本語における一般的な池を表し、湿原の泥炭層にできるものに限定されない。
弥陀ヶ原などでは餓鬼が飢えをしのぐ為に作られた田に見立てて「餓鬼ノ田圃」、「餓鬼田(がきた)」や「餓鬼の田」と呼ばれることもある[9][10][11]。
脚注
関連項目
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