トップQs
タイムライン
チャット
視点
夜泣き婆
ウィキペディアから
Remove ads
夜泣き婆(なきばばあ)は、与謝蕪村による妖怪絵巻『蕪村妖怪絵巻』にある遠州の妖怪[1]。

概要
遠州の見附宿(現・静岡県磐田市)に現れたとされるもので、憂いのある家の前にこの妖怪が現れて泣くと、人々は皆、それにつられて涙するという。これが数回繰り返されると、その家には必ず不幸があるという。妖怪研究家・湯本豪一はこれを、疫病神に近いものとしている[1]。また妖怪漫画家・水木しげるは、不幸がやって来ることを知らせる役目も持つものとしている[2]。
また水木の著書には泣き婆(なきばばあ)の名で記載されている。それによれば、遠州以外の地方でも葬儀の際に現れており、亡くなった人の家族でもないのに、まるで喪主のように大声を張り上げて泣き、参列者たちの涙を誘うという。かつてはこうした泣婆は、葬儀の場から謝礼として何升もの米を受取っていたのだという[3]。
脚注
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads