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海上自衛隊の掃海船 (編入船)

ウィキペディアから

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本項では、警備隊発足時に海上保安庁航路啓開本部から移管された掃海艇について扱う。

大日本帝国海軍では、磁気機雷に対抗して、まず通電式の二式掃海具(対艇式)を開発するとともに、開戦直後にシンガポール等で鹵獲したイギリス海軍制式品をもとに開発した磁桿式の三式掃海具(単艇式)による磁気掃海を行なっていた。しかしこれらは、磁針式磁気機雷には有効であったが、1944年(昭和19年)2月よりアメリカ海軍が投入した新式のMk25機雷等の誘導磁気機雷には対抗できなかったことから、同年12月より通電式の五式掃海具(三艇式)が開発された。またこれらの磁気機雷に対しては、従来の鋼鉄製掃海艇では触雷のリスクが非常に高く危険であったことから、1945年春以降、当時大量に建造されていた木造の駆潜特務艇哨戒特務艇が掃海任務に投入されることとなった。これらの掃海部隊は、終戦後の海軍解体の渦中で組織体制が変遷するさなかも任務を継続することになった[1]

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旧駆潜特務艇

要約
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掃海船「ひよどり」

太平洋戦争中に建造された駆潜特務艇。転用に際して、待機室の設置、兵装の撤去、掃海具の装備が行われた。

  • 要目
    • 全長:29.2m
    • 全幅:5.65m
    • 深さ:2.751m
    • 喫水:1.97m
    • 基準排水量:130t
    • 満載排水量:139.1t
    • 乗員:24名
    • 機関:海軍中速ディーゼル 400PS 1軸
    • 最大速力:11ノット
    • 武装
      • 5式2型掃海具
    • 電子装置
      • 水上レーダー
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旧哨戒特務艇

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掃海船「うきしま」

太平洋戦争中に建造された旧海軍の哨戒特務艇である。駆潜特務艇を元にした掃海艇に比べて大型であったため、発電機を搭載し電源艇として使用された。また、アメリカ海軍からの供与により、SO-8対水上レーダーを搭載していた[2]

  • 要目
    • 全長:33.0m
    • 全幅:6.14m
    • 深さ:3.25m
    • 喫水:2.35m
    • 基準排水量:238t
    • 満載排水量:250t
    • 乗員:27名
    • 機関:海軍中速ディーゼル 400PS 1軸
    • 最大速力:9ノット
    • 武装
      • 浮上式掃海具
    • 電子装置
      • SO-8対水上レーダー
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その他

要約
視点
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掃海艦「桑栄」

旧海軍の救難艇、曳船 そして、民間の商船機帆船などとして建造された船舶である。

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  • 「桑栄」要目
    • 全長:93.0m、 全幅:13.8m、 基準排水量:2,860t
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掃海船「おきちどり」
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出典

参考文献

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