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海底六万哩

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海底六万哩
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海底六万哩』(かいていろくまんまいる、かいていろくまんり、20,000 Leagues Under the Sea)は、1916年に公開されたアメリカ合衆国SF映画サイレント。監督はスチュアート・ペイトン。原作はジュール・ヴェルヌの『海底二万里』だが、『神秘の島』の要素も加えられている[1]

概要 海底六万哩, 監督 ...
『海底六万哩』本編(1時間38分42秒)

2016年アメリカ議会図書館は「文化的、歴史的、審美的に重要」なものとして本作をアメリカ国立フィルム登録簿に保存した。

2009年有限会社フォワードは『海底6万マイル』と改題してDVDをリリースした。

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あらすじ

"海の怪物"の調査のためにアメリカ海軍はエイブラハム・リンカーン号を派遣する。怪物の正体は潜水艦ノーチラス号だった。交戦の結果、乗船していたフランス人教授ピエール・アロナックス、その娘、銛打ちのネッド・ランドなど4人が海に投げ出される。4人はノーチラス号に救助されたが、ネモ船長の捕虜となる。

同じ頃、ボンド大尉たち北軍の斥候たちの乗った気球が風に流され、ノーチラス号の近くの神秘の島に不時着する。その島には野生児の娘がいた。

娘は実はネモ船長の生き別れの娘だった。インド王子だったネモ船長は、チャールズ・デンバーによって妻を殺され、娘を奪われた。デンバーは娘を島に置き去りにし、彼女は自然の中で成長したのだった。

そのデンバーが娘の様子を見にヨットで島に戻ってくる。ネモ船長は魚雷でデンバーのヨットを破壊し、復讐を果たす。ネモ船長は娘と再会を果たした直後、死ぬ。海底で葬儀が行われ、ノーチラス号は深海に沈められる。

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キャスト

  • ネモ船長アレン・ホルバー
  • 野生児の娘:ジェーン・ゲイル英語版
  • ボンド大尉:マット・ムーア英語版
  • チャールズ・デンバー:ウィリアム・ウェルシュ英語版
  • ネッド・ランド:カーティス・ベントン
  • アロナックス教授:ダン・ハンロン
  • アロナックスの娘:エドナ・ペンドルトン

制作

この映画は水中で撮影された最初の映画である[2]。撮影はバハマのウィリアムソン・サブマリン・フィルム・コーポレーションが担当した[3]。しかし水中カメラは使用せず、防水チューブと鏡を使って、日光が差す浅い位置で演じられた水中シーンの鏡像を撮影した[4]

製作したユニバーサルだが、当時はユニバーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニーという社名でまだメジャーではなかった。しかし、革新的な特殊技術、ロケーション撮影、大規模なセット、エキゾチックな衣装、帆船、航行可能なノーチラス号の実物大の甲板部などに惜しみなく金をつぎ込んだ[5]。製作期間は2年、製作費50万ドルかかった[3]。しかし、製作費が高すぎて利益をあげることはできなかった[1]

出典

外部リンク

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