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猫ノ眼時計
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『猫ノ眼時計』(ねこのめどけい)は、津原泰水による日本の短編集、およびその表題作。〈幽明志怪〉シリーズ第三作。
2012年に筑摩書房より単行本として発売、2015年に収録作を増補し筑摩書房より文庫化、2017年に電子書籍化[1]されたが、2022年現在は絶版となっている[2]。
単行本の装丁は間村俊一、装画は水口理恵子、本文デザインは松木美紀。文庫版はカバーデザイン間村俊一、装画は単行本と同一である。
概要
猿渡という男を語り手とした幻想小説。
1999年刊行の『蘆屋家の崩壊』、2006年刊行の『ピカルディの薔薇』の続刊。完結編と明記されているが、2019年には新作も発表されている。
→「幽明志怪シリーズ § 概要」を参照
登場人物
→「幽明志怪シリーズ § 主な登場人物」を参照
収録リスト
*「Webちくま」掲載『EVERYBODY'S GOT SOMETHING TO HIDE EXCEPT ME AND MY MONKEY』を加筆、改題。
各話あらすじ
- 日高川
- 主人公は旅先で、かつての音楽仲間である女と再会する。彼女は不審火に居合わせることが多いという。
- 玉響
- 退院した主人公を、友人と担当医は不可解なまでに心配して訪ねて来る。
- 病の夢の病の
- 主人公のもとに疎遠になっていた先輩作家の訃報が届き、その晩年の不可思議な暮らしが明らかになる。
- 城と山羊
- 続・城と山羊
- 主人公は失踪した弟を捜しに離島へ渡る。そこは山羊の島、異教の島であった。そこで主人公は幻影のような城に迷い込む。シリーズ唯一の中篇。
- 猫ノ眼時計
- 主人公の隣人の少年は猫を飼っている。少年は、この猫の眼は人の寿命を知らせるのだと言う。
書籍情報
関連項目
脚注
外部リンク
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