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異世界喰滅のサメ

日本の漫画作品 ウィキペディアから

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異世界喰滅のサメ』(いせかいくいめつのサメ)は、くぼけんによる日本漫画作品。『コミックヴァルキリーWeb版』(キルタイムコミュニケーション)にて89号から連載中[1]。キャッチコピーは『また、オレ何か殺っちゃいました?』。

概要 異世界喰滅のサメ, ジャンル ...

単行本1巻発売前の2021年5月6日から5月27日にかけて、YouTubeのコミックヴァルキリーチャンネルにて本作のPVとコミック動画が順次公開された[2][3][4][5]。単行本1巻の帯には映画ライターの浅井ラムこと知的風ハットがコメントを寄せた[4]

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あらすじ

落ちこぼれながらも魔王を倒す召喚士を目指しているシロミは、魔法学校の残留をかけた召喚魔法の試験にて究極捕食海魔神・殺滅(サメ)の召喚に成功する。しかし殺滅は凶暴化してその場にいたクラスメイトたちを喰い殺してしまい、シロミは魔王軍のスパイだと疑われて追われる身となってしまう。

登場人物

主要人物

シロミ・ラブカトラフ
本作の主人公[6]。召喚士の少女。田舎村の出身で、魔力を持っていた事からマナジニティー魔法学校に入学し、召喚士を目指していた。
本人はやる気があり前向きな性格で、性格の悪い人間が多いこの世界では珍しいほど、裏表のない善良な少女。世界を救う事を夢見ているが、実際には他人からは才能無しの落ちこぼれと見做されている。召喚士になるための最後の挑戦で殺滅を召喚してしまい、クラスメイトが全滅。以来お尋ね者になってしまい、人間と魔王軍双方に追われ殺滅の被害に陳謝しながらの逃亡生活を続ける羽目になる。
殺滅(サメ)
シロミが召喚したサメの姿の使い魔。普段は人間大のサメのぬいぐるみのような姿をしており、水中だけでなく地中を自由に泳ぐ。「きゅーん」と鳴くなど愛らしい雰囲気を漂わせているが、じゃれついたり甘噛みするだけでシロミに多大なダメージを与える。戦闘になるとその戦場に相応しい形態をとり、全ての敵を食い殺す事で殲滅する魔神と化す。
基本的にはシロミにはなついているのだが、ほとんどいう事を聞くことはなく、魔王軍だけでなく人間であっても容赦なく攻撃する。特に「リア充キラー」というスキルを持つため、カップルを見かけると何者であれ無差別攻撃を行う。
エグター
毒蛾の力を持つ妖精の少女。中毒性のある鱗粉を吸わせる事で相手をマヒさせたり、洗脳したりする能力を持っている。
住んでいた森が魔王軍の魔将、アパパネールに占領され仲間も失った事から復讐を誓っていたが、シロミと殺滅に出会い、彼女たちを利用する事で本懐を果たそうとする。アパパネールとの戦いの後は「おもしろそうだから」という理由でシロミたちと行動を共にする。
アーヌピス
シロミの住んでいたヨーグ王国の隣国であるハムナンプラ王国の姫君。父王が魔将スコルピオンに身も心も捧げてしまったことで暴君と化し、都を追われて海に逃げたところでシロミと殺滅に出会った。閉塞した人生に絶望していたが、刺激に満ちた殺滅との旅路を経て生きる活力を取り戻した。

魔王軍

魔王シェパード
魔王。額に目があり、顔面に格子模様が入っている。城で何時も酒を呷っている粗暴でべらんめえ口調な無骨者だが、豪腕一つで魔王軍を束ねる戦闘力、恐怖で相手に幻覚を見せる威圧感、確かな戦略眼・指揮能力、敗北した部下にチャンスを与える度量の大きさとカリスマ性を有している。一方で自身の意のそぐわないと判断する場合、敵味方関係なく皆殺しにしようとする冷酷な一面も持つ。
魔幼女(まようじょ)エイプリリリ
魔王軍のナンバー2。作戦立案・総指揮・兵器開発などを担当する。
アパパネール
魔王軍の血翼(けつよく)魔将。ハーピィのような見た目をした女性。
空中戦の巧者で、風を操る強力な能力の使い手。複数の竜巻を起こすこともできる。殺滅に一度は土を付けるほどの実力を持つ。シロミと殺滅と最初に交戦した魔将である。自身の美意識に基づいた施設「紅鳥庭園(レッドガーデン)」を建設し、魔王シェパードに献じる目算を立てていたが殺滅の襲撃を受け、「紅鳥庭園」は壊滅され、「ネードモード」を発動して飛べるようになった殺滅に噛み砕かれながら捕食された。
ゼルダン
魔王軍の炎輪(えんりん)魔将。炎を纏った骸骨のような見た目をしている。炎を操る能力の持ち主であり、見た目に違わず暑苦しい性格をした戦闘狂である。武器は鎖。
高熱をまとえるようになった殺滅との激闘の末、敗北する。その後、女神によって復活する。
デビーショー
幽海魔将。巨大な幽霊船・フライングオルカ号を操る海の魔将。小柄な体格をした少年の姿をしている。優れた戦術家であり、臨機応変の戦法と魔物の使役を得意としている。部下を大事にする理想の上司。上司であるエイプリリからはパラハラを受けたり、同僚に命を狙われたりと苦労の絶えない。
キングスコルピオン
魔王軍の死金(しきん)魔将。生物をミイラに変える「金毒」と呼ばれる毒物を尻尾の針から分泌可能で、さらに変異させたミイラを使役することもできる。また、徒手格闘や尻尾、サソリの鋏に変化させた両腕などによる接近戦も得意とする強力な戦士。死を司る魔将だけに彼自身もアンデッドでもあり、強力な自己再生能力まで持つ。
不死の体とウイルス感染を両立出来るようになった殺滅に国ごと滅ぼされた。
Aルーム
魔王軍の夢星(むせい)魔将。ピエロのような姿をしており、卑劣で品性の欠ける性格で、同格の魔将相手であっても嘲笑や愚弄を欠かさず、隙あらば他の魔将を嬉々として蹴落とそうとするなど野心家。
夢を操る能力を持ち、眠っている相手の意識を「夢の世界」と呼ばれる仮想空間へと引き込むことができる。夢の世界ではAルームの思い通りかつ自由自在にでき、作中では体を巨大化したり、体の一部を変化させたりしていた。
いつものように出すぎた発言と姑息な態度が魔王シェパードの癇に触り、彼からの鉄拳制裁を受けた事で心象が悪い事を自覚した後は、手柄を立てる為にシロミを夢の世界に誘い込んで暗殺しようとするも、女神の神託を受けて復活したゼルダンに介入されて取り逃がしてしまう。恨み言を吐きながら復讐を誓っていたが、その直後に悪夢を操れるようになった殺滅に自身の作り出した悪夢の世界を上書きされ、終わらない悪夢の中に囚われ死亡した。
ブキジャギ
魔王軍の乱機(らんき)魔将。機械改造を得意とし、その改造手術によって魔将レベルの強さを持ったバニーガール隊を率いる。殺滅の国境越えを阻止すべく、ガリオズ方面ボッキー山脈上空で交戦。自身の命よりも魔王の命令を優先し、配下のバニーガール隊と共に果敢に攻撃を加えたものの、戦艦化した殺滅に味方諸共全滅する。

その他

タローンナローケ
異世界追放賢者の弟子無双勇者。唯一魔王の首に届きうる希望の存在とされる。ハーレムを形成している。
魔王軍が放った巨大モンスター・グロロザウルス討伐のためトーヤ湖に向かったが、殺滅とグロロザウルスの戦いに巻き込まれる形で命を落とした。
公開当時の肩書は「異世界追放賢者のひ孫無双勇者」で、他作品のパロディを多分に含むキャラクターであったが公開後まもなく登場回が公開停止された。
後にニコニコ静画でのみ修正版と差し替えられて再公開され、単行本2巻に修正版が収録された。
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書誌情報

  • くぼけん『異世界喰滅のサメ』キルタイムコミュニケーションヴァルキリーコミックス〉、既刊10巻(2025年8月8日現在)
    1. 2021年5月27日発売[7]ISBN 978-4-7992-1504-3
    2. 2021年10月8日発売[8]ISBN 978-4-7992-1549-4
    3. 2022年5月7日発売[9]ISBN 978-4-7992-1637-8
    4. 2022年11月8日発売[10]ISBN 978-4-7992-1692-7
    5. 2023年5月8日発売[11]ISBN 978-4-7992-1764-1
    6. 2023年9月8日発売[12]ISBN 978-4-7992-1811-2
    7. 2024年2月8日発売[13]ISBN 978-4-7992-1866-2
    8. 2024年8月8日発売[14]ISBN 978-4-7992-1940-9
    9. 2025年1月8日発売[15]ISBN 978-4-7992-1992-8
    10. 2025年8月8日発売[16]ISBN 978-4-7992-2073-3

出典

外部リンク

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