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着氷性の霧

氷点下の気温で生じる過冷却水滴でできた霧 ウィキペディアから

着氷性の霧
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着氷性の霧(ちゃくひょうせいのきり、freezing fog)とは、地表近くの空気中に微小な過冷却が浮遊する気象現象のこと。の一種[1]。着氷性霧、過冷却の霧、過冷却霧[2]などとも言う。

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着氷性の霧と霧氷
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着氷性の霧の中を飛行して氷が付着したジェットエンジン CFM-56の前部

気温 0℃以下において生じ、物体の表面に付着して凍結になる[1]

なお、気温-10 ℃以下になると霧の中に氷晶が含まれるようになり、細氷のように大気光学現象を生じうる[1]

過冷却の霧が形成する付着氷は、主に樹氷や粗氷をつくる。

水滴が非常に小さい場合、樹氷(soft rime)となる。状の氷が状・状・状に積もる。にも似ており、やわらかく崩れやすい。白色不透明[3]

水滴がやや小さい場合、粗氷(hard rime)となる。樹氷より大きな粒状の氷が層状に積もったもの。樹氷よりも頑丈だが、それでも手で崩せる程度である。白色で、近づいて見ると半透明・透明である[3]

航空機への着氷の原因のひとつ。航空気象では気温0 ℃以下における霧をすべて着氷性の霧 (FZFG, FZ=着氷性, FG=霧)として報告する[1][4][5][6]

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出典

関連項目

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