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砂糖水

砂糖の水溶液 ウィキペディアから

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砂糖水(さとうみず、: sugar water)とは、砂糖溶解させた水溶液である。

特徴

砂糖と同様の甘味を呈する。砂糖は水に対する溶解度が高く[※ 1]、大量の砂糖を溶解させたものは粘稠な液体となる。においはない。無色透明だが、砂糖の主成分であるスクロース光学異性体に由来する旋光性を持っており、偏光板を用いてこの性質を確認することができる[1]。また純水と比較して、砂糖の量に応じて屈折率が上昇しており、これを利用して糖度を計測することができる[2]。屈折糖度計はこの原理を応用している。一方、旋光糖度計は前述の旋光性を利用している。電気を通さない。

用途

歴史的風物

江戸期から昭和中期頃まで、夏の暑さを紛らすために飲用に供したものを砂糖水、あるいは冷や水と言った。江戸期は、白玉などを添えて振売で売られ[6]小林一茶の句『砂糖水ただふるまふや江戸の町』にみられるように夏の季語ともなった。

脚注

  1. 室温付近での質量ベースの表現。質量モル濃度では塩化ナトリウムが上回る(大川ら 1998、p592)

出典

参考文献

関連項目

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