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硫化ケイ素

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硫化ケイ素(硫化珪素、りゅうかけいそ)(英語、silicon sulfide)とは、ケイ素硫黄が化合した化合物である。一硫化ケイ素二硫化ケイ素とが知られているものの、いずれも不安定な化合物である。

一硫化ケイ素

概要 一硫化ケイ素, 識別情報 ...

一硫化ケイ素(英語、silicon monosulfide)は、黄色の針状結晶をしている。SiS。比重1.853 (g/cm3)。とは激しく反応し、一硫化ケイ素は分解して、水酸化ケイ素硫化水素となる。空気中に存在する水分に曝されるだけでも分解が起こるくらい、水に対して不安定である。またエタノールとも反応して、やはり一硫化ケイ素は分解する。

一硫化ケイ素の製法は、

以上のいずれかの組み合わせの混合物を、1000℃以上に加熱して反応させて生成した物を、真空昇華法によって精製すると得られる。

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二硫化ケイ素

概要 二硫化ケイ素, 識別情報 ...

二硫化ケイ素(英語、silicon disulfide)は、白色の針状結晶、または、灰色の針状結晶をしている。SiS2。比重2.02 (g/cm3)。融点1090℃。水に接触するのはもちろんのこと、空気中に存在する水分によってですら、二硫化ケイ素は分解して、水酸化ケイ素と硫化ケイ素となる。また、空気中で加熱すると、燃焼して酸素と化合し、二酸化ケイ素と二酸化硫黄となる。なお、エタノールと二硫化ケイ素が反応すると、オルトケイ酸テトラエチルを生ずる。

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参考文献

  • 化学大辞典編集委員会 編集 『化学大辞典 (縮刷版) 9』 p.654 共立出版 1964年3月15日発行 ISBN 4-320-04023-6

脚注

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