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種子骨
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種子骨(しゅしこつ、英: sesamoid bone、ラテン語:Ossa sesamoidea)は、筋肉や腱の中に形成される骨である[1]。多くの場合、骨の歪に応じて形成される[2]。
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役割として、頻繁に移動する部位(手や足)に生じ、腱や靱帯の方向を変える滑車のようにふるまい、骨と腱の間の摩擦を減らし、筋力を伝達する腱の能力を高める[1]。また、脱臼するのを防いでいる[3]。骨化の程度はまちまちである。
名前
英語のsesamoidは種子骨のサイズが小さいことから、ラテン語の"sesamum"(ゴマの種)を由来とする。
種子骨の例
- 典型的な種子骨は、手の母指や人差し指の付け根の手のひら側(第一中手骨(英語版))遠位端(母指内転筋・短母指屈筋の腱)に存在する(母指の付け根には通常二つある)。
- 膝関節部の大腿四頭筋の腱内に存在する膝蓋骨は、人体最大の種子骨とされる。[1]
- 手首の場合、豆状骨(尺側手根屈筋の腱内)が該当する[2]。出生時には存在せず、一般に9-12歳の子供に形成される[3]。
- 足の場合、母趾の付け根(母趾球、第一中足骨、中足指節関節部)に二つある(短母趾屈筋の腱)[4]。
- 耳の場合、音を伝える耳小骨にも形成される。
種子骨の疾病
- 種子骨炎
動物の例
馬やパンダなどにみられる。
出典
関連項目
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